高校卒業してすぐに就職した私は
岡山のバス会社に就職した。
乗り物に酔うのにどうしてバスガイドを選んだかと言うと
実際3月の半ばから研修に入ったのだけど
始めの3カ月は研修会場までバスで行くのだが
毎朝、毎夕バス酔いしてた。
いつか、気が付くと酔わなくなってたけど、
それに気付いた時は感激モンでしたヾ(●⌒∇⌒●)ノ
あの頃は瀬戸大橋が開通前で
バブルの頃でものすごくバス旅行も多かったのね。
新人なのに、やたらと遠い所に行かされ
必死で勉強したわよ。
行った事もないとこに新人で初乗務は今思えば
かなりハードでした。
他のバス会社の新人さんは1年間は
同じとこばかり繰り返し行く、と聞いていたので
結構きついとこだったんだと思う。
10分何も見ないで言葉を喋ると言うのは
想像するより長い原稿になるのです。
新人だから、会話の引き出しが豊富でもなく。
楽しい事もあったよ。
夜の鷲羽山スカイラインをドライブに連れて行ってもらったり
近くに住む高校生と付き合ったり。
休みの日にはお勉強しに1人で資料を集めに歩いたり。
だけど自分には立派なガイドになる自信がとてもなくて。
案内を上手くするのは経験を積めば
ある程度はできるもの。
私が尊敬する先輩は、誰もが想像する様なガイドじゃなくて
柄は悪いんだけど お客さんに可愛がってもらえる
人間的魅力にあふれた人だった。
後で思えば、その先輩にならなくても良かったんだけど
私は私で自分のカラーを出していけば良かったのにね。
お客さんに満足させてあげれないガイドになるかも、と思うと
恐くて自信がなかった。
研修中に聞いた話で、泊まりの時 ホテルの食事はドライバーと一緒なんだけど
ふすまは5センチくらい開けておきなさい、って。
他の人に変に思われるから、ですって。
実際 開けんかったけどね。
変じゃん。いかにも警戒してますよぅ〜ってな感じで。
優しい運転手さんだと回送の時や案内のない時は
座らせてくれるんだけど、そうでないときは何時間も立ちっぱなし。
あの頃は ステップに立ったまま寝る事ができました。 ヾ(^▽^*
今日も出ます。不倫ネタ
ガイドさんとドライバーさん、ありましたね。
私から見たらどう見てもおっさんなんだけど
狭い世界に住むから恋愛対象になり得るんだね。
泊まりもあっちゃうし。
私ゃ、絶対観光バスの運転手の奥さんにはなりたくねぇ、と思ったね。
まぁ、ごくごく一部の人だけだけど。
そういや、同期の子でドライバーの子供を産んだ子がいたな。
奥さんはそのガイド寮の食堂のおばさんだった。
相当な修羅場になったに違いない。コワイ・・・
バスの中で一番偉いのがお客様
二番目が添乗員
三番目がドライバー、と言われてました。
その通り!!
ヘタレな私はその年の年末には仕事を辞めていました。
次の職場も決まっていたし☆
100人以上いた新入社員が翌年3月には半分になってたらしい。
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