今日もよくダレてます
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長文失礼(笑)

2005年03月10日(木)
待合室でどうしたもんかな、と、思っていた。
自分の判断に自信がないし
先生はこう攻めてくるだろうな、と、わかってて
それをどう説得したらいいのか、が、うまく浮かばない。
そのときだけのウソをつけばいいのかもしれないが
それでは治療にもならないだろうし
先生の診ている私と母の話と私の思いをうまく融合させるためには
どうしたらいいんだか、さっぱりわからなかった。

待合室では、長年通っていて顔見知りになった患者さんもいる。
この人たちはどうやって毎日生活しているんだろう。
これから私もこの人たちのようになるに違いない。
そこに安堵と抵抗の入り混じった妙な気分だった。

入り口に明らかに患者さんではない人が立っていた。
私は誰だかわからなかった。
目を凝らしてみたら、みーだった。

近くまで来たからと、私のそばに座って
手を貸して、と、ぎゅっと握ってくれた。
私はそのとき昨日あった嫌な思いを話した。
みーは気を送るぞとずっと手を握ってくれた。
二人でそんな話をしていた。
私の手は意思と関係なく震えるから、少し恥ずかしかった。

私の名前が呼ばれて、診察室の扉の前まで
ふたりで手をつないで歩いた。
よくわからないけれど、私はひとりでないってことと
私を信じるよって言ってくれたみーの言葉と
手のぬくもりで、よし、イケる、と、そう思った。
ほら、いってこい、と、見送られて診察室に入った。

先生が危機回避のために私に入院を勧めてくるは必須で
やはりそんな話になった。
たとたどしく、私は、今あった出来事や母親の思うツボにはまりたくないと
いうことを話した。

先生はそれをいさめた。
私の言っていることは、母親を責めているように聞こえたらしい。
このままではいけないと。ここにあなたの根本があります。
残念ながらあなたがた親子は同じパーソナリティを持っていて
互いに愛し、反面、嫌悪しています。
母親が悪気があってしているのではないことを理解しなさい。

そんなことはわかってるんだよ、先生。

でも今は押しつぶされそうなんだ。

友人から母の話を聞いてその内容に呆然としました。と言うと
先生は、腹が立ちますか?と聞くので
ふと考えてみたら、さほど腹はたっていなくて
どちらかというと、気が抜けたというか、子供に戻った気がすると言うと
退行したんですね、と、言われた。決して前に進んだわけではないと。

母は暴れて強制入院になるのを希望しているようです。
と、言うと、確かに今は落ち着いたかもしれないけれど
あなたの中でまた心に何か溜まれば、可能性はありますね。
では、そうですね、暴れないということを目標にしましょうか。

あひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)と二人で大笑いした。

入院はしたくないという希望を取り入れた上での先生の譲歩だ。

意欲うんぬん以前の問題ですね、暴れないというところからスタートしましょう。

またまたあひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)と二人で大笑いした。
一週間様子を見ましょう。
はい。

先日みーから母の話を聞いたとき、そのあまりのひどさに
呆気にとられたと同時に、みーから母の話と私の話が食い違うので
私を信じるよ、と、言われた。みーも似たような環境であり
親との関係が自分に影響を与えていることがわかっているから
私の心情もわかってもらえる。

そのとき、信じるよ、そう言われた一言が私の心に焼き付いていて
病院から帰ってから、のろのろながら、体を動かして
少しずつできなかったことをし始めた。
かといって、全部一気にはできないから、休み、休み、やっている。
家族の中で偏見の目で見られる、特に母親の視線とよけいなおせっかいの
言葉が私の意欲をなくすのだが、少しは軽くなり
関係ないやって思える方向に来ている。
そう、子供の頃、私はこうやって過ごしていた。それを思い出した。
母親の子を思う気持ちと私の母親に期待することが
あまりにもかけ離れていていたからだ。
それに母は激しい性格で、私はいつも安定している父といるほうが心地よかった。
父と似ていると言われると喜び、母と似ていると言われると嫌悪した。

先生から母と同じパーソナリティを持っていますと言われてへこんだ。
これについて少し考えなくてはいけないなと、そう思う。
私は父の血も受け継いでいるはずだ。
周囲からもそう言われるのだから、そういうところもあるはずだ。

信じるよ。
その言葉がとても今の私には心地よく、私を縛っているものを
解き放ってくれている。だが、無理はしない。
亀さんでいいよ、ゆっくりな。みーから言われた言葉を繰り返す。
私を支えてくれる人に私は子供に戻ったようだというと
大丈夫なのかと言うので、なにかあったら、よしよしってしてくださいとお願いした。
子供の頃に得られなかったものを素直にほしいと思ったから。
こんな年で何言ってるんだろうとも思うが、きっと気持ちいいに違いない。
hiroからよしよしってされたいのか、と、言われ、そのときは気づかなかった。
そうだ、私はよしよしってされたいんだ。
hiroはしてくれないから、お願いはできない。

体を動かしていたら、hiroからメールが来た。
泊まりにおいで、と、言われて、いいよ〜と。
hiroとお風呂に入れるかな。また一緒に寝られるな。

少し部屋の雰囲気は変わっていたが、やはり奥様の力は強大だと思った。
思い出の品にhiroとなんでもお揃いで、変なところでかわいくしているが
肝心のところでなんだかきちんとしていない。そんな印象だった。
ああ、奥様はhiroを自分のものにしたくてしょうがないんだなっと感じた。
玄関にぶら下げているエプロンはいつ洗うんだろうと不思議に思った。
私が片付けたところはそのままになっていて
これでよかったんだなと思った。
きっとhiroがやったのだと思っているに違いない。

hiroはお弁当を食べ終わると、手作りのルアーを見せてくれた。
私なら、ご飯食べただけで、もう動けなくなる。
ところがhiroはご飯を食べ終えて、何気に新しいルアーを作り始めた。
それが私には気持ちよかった。そうそう、こうやって何も考えずに
何かを次々にできれば、いいのにな。うらやましいな、と、思った。
きっと一人でいるときもこうして生活しているんだろう。

当たり前のことなんだが、私には忘れてしまった感覚なので
それを間近で感じられてよかったと思う。

奥さんがいなくても、あまり、へこんでもいないし、怒ってもいない。
なんとなくhiroはある一定の安定した心の持ち主で
何かあったとしても、こうして、一人で過ごせるのだろう。
これこそ、私が欲しいものなのかもしれないなと思った。

風呂に入ろうというので、久しぶりに一緒に入った。
でれでれしながら、バスタブの中でくっついていた。
hiroの顔を撫でたり、ほっぺくっつけたりして甘えた。
また体の洗いっこして、お湯に使って気持ちいいって。

ねぇねぇねぇとhiroが甘えた声を出すので
洗濯だなっと思ったら、( ゚д゚)ビンゴーで(笑)
hiroの洗濯モノを干した。絶対言うと思ったもんと言うと
それで呼んだんじゃないよ〜って。それもあるんだろっ(笑)

ドラマの中で台詞をhiroが私を見て繰り返した。
少しおどけた調子で。

さみしくて死んでたら、命がいくつあってもたりないよ。

彼はそういうと、また、ルアーを削りはじめた。
ちょっと意外だった。hiroには関係ないことだと思ってたから。

ど〜れ、寝るかぁ。
hiroが言うので、時計を見たらとても正しい時間帯だった。
hiroの生活は規則正しい。
仕事をして、家でご飯を食べて、好きなことをちょっとして
風呂に入り、ゆっくりして、寝る。

いいなあと思った。かつては私もやっていたのだ。
なぜこんな風になっちゃったんだか。

薬は飲んだのと聞くので、うん、飲んだよって。
hiroに抱かれていっぱいくっついて気持ちよく寝た。
スースーとhiroの息が寝息に変わったな・・・・そこから記憶がない。
気づいたら、朝だった。
起き抜けの気分も悪くなかった。ああ、気持ちよく寝たなあと思った。
hiroの腕枕と寝息と体温とほっぺと
これは本当に私のスペシャルな安定剤だ。

絶対手には入らないが、それは仕方ない。

奥様を実家まで迎えに行くという。
だから今日呼んだんだよ。
そうか、また、元の生活に戻るんだな。
安堵と失望の混じった妙な気分だった。


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