古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2002年11月24日(日) 今朝みた夢、しきちゃん

 夢の話しって、みた本人は話してて夢中になってても
きいてる方は「だからなに?」て事が多いように思われ
ます(笑)。

 でも今朝のゆめはすごくリアルで、今日一日おきた
たくさんのことよりも、自分にとってはそれがトピック
スなので日記に書くことにしました。
 
 たぶん東京の近代美術館に、私は「ひさしぶりだなあ」
と思ってふらっとはいると、そこでは映像の個人作品展
が開かれていました。画面がみっつならんだ薄いパネルが
いくつかたっていて、みっつの画面は同じ映像なんだけど
少しづつ時間差があります。左側が一番最初にうごきだす
のです。
 なんだかたくさんあったけど、自分がよく覚えているの
は、薄いベージュとグレーの中間色のような、やわらかい
液体のなかに、また、もっと薄い白っぽい灰色の、碁盤の
目みたいなのがゆらゆら浮かんでいる物。画面ぎりぎりま
で近付いたり離れたりするんだけど、そこまではまあ「普
通な最近風モダンアートってやつかなー」と思ってた。音
はついてないから会場はとても静か。

 そこからがびっくりしたんだけど、その碁盤の目のよう
な隙間から、何色か忘れちゃったけど、またすごくやわら
かい水飴みたいなものが後ろから前にはみだしてくる。
ひとつの、かたまりだった固い液体が、そのマスによって
たくさんにわかれて、やわらかくなってねりだされて
お湯のなかでゆれているような感じ。
 その様子が、隣のパネルの画像に伝染していくみたいに
みえて、それが、映像そのものはそれほど派手じゃない
んだけど、十分にインパクトがあるのです。

 私はそれをみて、無機質から生命体がはみだしてくる
様子だと勝手に思ったんです。
 薄明るい世界の中で、真四角の枠がたくさんならんだ
すきまから、ぎゅーとゆっくり押し出されてくる。
 そのぎゅーって感じが、まるで自分の閉じ込められた
固い心の様にもみえて、少しせつない。でも、
 地球に、はじめて、生命が誕生したとき、それを見届
けた命ってないんだよね。命の先輩がいない世界に、
ぎゅーっとおしだされてくる、さみしい命みたいなものに
みえた。
 お父さんもお母さんも、敵も味方もいない世界。そこ
に、ただのきまじめな真四角から液体がこぼれてくる。
 周りは薄明るいだけで何もなくて、不安も希望も何も
ないかんじ。たぶんその液体には感情がないんだと思う。
そのかわりも生きるって欲もないから、なんだか見ていて
どうしていいかわからなくなった。その液体は映像の
なかのことだから自分がうけとめることもできず、
「このこぼれだした液体はどこにいくんだろう?」
と私はぼんやりみているのです。

 その作品には、作品ごとにタイトルと、作者からの
抽象的なメッセージが書かれいました。
 そのメッセージもまた意外で、
「なぜ人は、もとめると応えてもらえないんだろう?
 僕はいつもこたえてもらえない。
 僕がたずねると人はいつもだまってしまう。
 そして僕も人にたずねられると沈黙する。」
とかいう、ちょっと、誰にあてるわけでもない独り言の
ようなメッセージだった。

 それをよんでもう一回映像をみようとするところで
目がさめてしまい、朝からの仕事に間にあうぎりぎり
まで眠っていたことに気がつくのです。
 
 ツアーや同期会など、たて続けに人にもみくちゃに
されているような感じだった私にとっては、そういう
静かで、無感情で、ゆっくりとした映像の世界が逆に
ほっとさせられたんです。なんかすごく不思議な夢
だった。
 
 今日の仕事が終わったあと、昨日の同期会で再会
したしきちゃんと長電話をする。
 しきちゃんは相変わらずエレガントでした。
でも話すとかなりおもしろいのもかわってない...。
 共通の話題があったので、あきることもなく
話し込んでしまいました。
そこでしきちゃんが、「自分のプライドで相手を傷
つけてはいけない」というようなことを話していて
感動した。それで、「好きって感動したときにうまれる
んだよね。でも、感動しても、そういう風には自分は
なれないなって思うとまたおじけつくんだよ。」とか
いってたのもしきちゃんらしくてまた感動。しきちゃ
ん風にいうと、私はしきちゃんが好きということにな
るんでしょうか...。でも、しきちゃんみたいには、
なれないなーって思ってるわたしはおじけついてるって
こと??

 日記をよんでくれているみなさん。「だからなに?」
って思われても、私にはいつも理由がわからないので
す。本能だけでいきている単細胞に近いような気が
しています。本能というほうどでもなく、「気分」
だけで生きているような...。というよりは、風に
ふかれては方向がかわってしまうような...。
 なにかもっとはっきりとした人生の指針のようなもの
はないのかっ。
 思い付いては忘れ、ひらめいては忘れして、毎朝
起きるとゼロにもどっているような感じ。もっと、確実
な何かがほしいものだけど、実際やっていることは
むしろ「つねに不確実」な方を選択してル気もする。

きっと先のみえない状態が案外好きなんだな。
ちょっとでもきゅうくつだとすぐに遊びたくなる。
でも、実際はしばらく遊ぶひまはない!!
毎月末になると「来月こそ遊ぶ」と思っているけど
実際なかなかそうもいかない。
でも忙しいときの方が自分のやりたいこととかしたい
ことははっきりしてくるのかもしれない。ひまだと
妙になやんでるだけでろくなこと考えないからいいのか
もしれない。

で、でも...悩む時間もないのってやっぱり忙しすぎ??
楽器でいうと毎日新曲でわわーっと必死にさらって
るような感じ?(ていうかまさにそのとおりだ)。
もっと、デリケートな自分の感情をいたわったりとか
してみたい!ゆるゆるっとね。



 
 


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