雑 記
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2019年01月18日(金) オーバーロード2

で、ここからが本番(ぇぇ)
PLは、ファンタジーは常々世界構築がキモだと思っていました。
ストーリーで強引に引っ張っていくこともあるかもしれませんが、ソレは好きじゃない。
せっかくの妄想の世界なんですから、緻密に創り上げてほしいんですよ。
だから、ブラットベリなんかは、あれは本当に美しいと思う。
シャンブロウなんかも、すごく好き。

この本は、ここが良くできていて、情景が即座に浮かぶのがPL好み。
どこにでもあるような村や王都、魔法に騎士、冒険者といったありきたりな素材なんですが、きちんと書き込まれていて、イラッとすることがない。
ナザリック自体がダンジョンですし、ドラゴンもいるし、PLには至福。
殺戮場面が結構あるので、そこが駄目な人はダメかなあ。
なにしろ、モモンガ氏が、本当はただの人間の意識のはずなのに、人間を実験台にしたりしていますしねえ。
そう、主人公もお日様に恥ずかしくない人とは対極に近いところにいるわけです。
残酷やら残虐やらは、まー妄想の世界なのでってことで、このお話の良いところは、戦闘シーンも挙げられるかな。
背景の描写などは、ゲーム世界を見ているのである程度は補完しているのかもしれませんが、戦闘シーンはやはり、ゲームとは違い、妄想を掻き立てられますね。
ゲームでどれだけ上級者が操作しようとも、文字からの想像には及ばないとPLの頭は思っていますので。

…ゲームといえば、黒い砂漠でクエをこなしていたらPKに遭ったわ。
誰かいるのは知っていたのだけど、今までこそこそっと何かを破壊するくらいは大目に見てくれてたと思うんだけど、今回の人はあっという間に殴りに来て、というか、敵を連れてきたんですよね。
大量に来られるとPLの操作では覚束ない場所だったので、呆気なくお陀仏ですよ。
近くで復活できることはわかっていたので、いいんですけどね。
別に怒りも湧きません、そーいう世界なんだし。
悔しかったら返り討ちできる程度に強くなればいいんです、が、それはPLには一生かかっても無理(笑)
己の弱々は一生治らない。
しかし、ケチーいいじゃん、彫像一体破壊するくらいさせてくれたってさー
すぐにいなくなるんだからさー居座ってたらKILLしてくれていいけどもー

なんだっけ。
あ、戦闘シーンね。
今までファンタジーもそこそこ読んできたPLですが、戦闘シーンを書き込むタイプのはあまり読んでなかったので、もしかしたら、これくらいは普通にあるのかもしれませんが、とりあえず、PLは好きですと(笑)
ナザリックの面々が強すぎるので、人間界では敵なしなかんじではありますけどね。
でも、たぶん、これからゲーム・ユグドラシル時代の敵対者が出て来るのでしょう。
そうしたら、今度はハラハラドキドキがあるに違いない。
今は能力差がありすぎて、ハラハラはしないし、どちらかというと、あっっっその人殺さないでー!という感情移入のしかた。
必ずしもナザリックの面々に肩入れしているわけでもないPLがいます。
特定キャラに感情移入するPLとしては、ナザリックの執事、セバス爺が好きなんですが、人間の女がっっ纏わりついてやがりまして、これがムカツク(笑)
ナザリックのキャラたちにホレタハレタはやめとけ、と思うわー
そんなありきたりの感情を持たせないでほしいところですが、セバスは、ナザリックでは一番の良心を持つ男。
人を下等生物と認めつつ、困っている人を見たら手を差し伸べるのが当たり前の男。
惚れられてもしょうがないよね、おまけに強いし。
あとは、ドラゴンが活躍してくれたら最高なんだけどなー


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