雑 記
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2006年01月03日(火) PL雑記

ハチが逝って2日経った訳ですが。
PLの部屋で毛布に包まれて眠っている彼は、死体のよそよそしさは全くなくて、可愛くてどうしようもなく。
遺体が腐敗するといけないので暖房も入れず、寒い部屋で一人と一匹で過ごしていました。
1日2日はどうしても出かけなければいけなかったし、余裕もなくて考えていなかったのですが。

火葬。

前の犬の時に頼んだ業者さんは、炉が小さいから大型犬は無理とのこと。
ネットで調べると、業者はどこも体重割で4万円前後かかる。
市の斎場は、2000円くらいで安いのですが、他の犬猫と合同なので、お骨を返して貰えないのですよ。
家人は合同でいいじゃないかと言うのですが、PLはどうしても納得できず、イヤだと駄々をこね。
あんなに人が好きで、ここ1〜2年はPLにべったりだったのですから、庭に埋葬しないことには彼が可哀想…と言いますか、PLが悲しいのです。
探しましたよ、県内すべての公営斎場で個別に火葬してくれるところを。

探してみて感じたのは。
恐ろしく分かり難いサイトが結構あること。
いくつかの市町村はとうとう斎場まで辿り着けませんでした。
…利用者に優しくない。
そして、料金表は、なんだか生々しくて…(汗)
身体の一部○○円とか。
ペットの火葬は、何処もみんな合同で、PLだんだん疲れてきて…
それでも、一ヶ所だけ個別で可能なところがあったのですよ。

昨夜はそんなことをしていたのでありました。
今日になって早速電話して問い合わせ、はるばる2時間かけてハチを連れて行きました。
まだ新しい施設で、ペット専用の炉がありました。
ヒトの方が忙しいから、何時になるか分からないが、当日連絡するので来て下さいと。
そのままハチは冷蔵庫に……すぐそこに寝ていた姿がなくなってまた悲しいPLなのですが。

料金は市外なので4000円。
業者に頼んだ場合の10分の一。
その代わり、骨上げしかやってくれませんけれども。
PLは、きちんと手順を踏んで読経してもらって…なんて事を望んでいませんでしたから、お骨だけもらえればいいのです。
生命が消えたら残るのは只の器で、ハチであったもの、なのかもしれませんが、それが目にする事のできるPLの想いの形ですから、庭に埋葬したかったのです。
今も、遠くて冷たい所に一人で置いて来てしまった事への哀しさをひしひしと感じるのですが。

PLの涙を大量に吸った毛皮も、もう触れない……


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