
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
| 2005年04月25日(月) |
みんな今朝まで普通に生きてた |
二日続けて夜桜を見に行く。
馬見ヶ崎川の桜並木は、ジャバに向かう橋を 左手に過ぎた辺りから花がまるで屋根のように たわわに咲き誇っているのが美しい。
花びらがちらほらと舞っていた。
桜は来年も花を咲かせるために散る。散らねば咲かぬ。
お昼のニュースで、兵庫の脱線事故のことを知った。 被害者の無念さ、そして何より遺族の悲しみを察するに 想像しただけで手のひらに汗をかいた。
怖い。怖い。怖い。
私は運転席を見やる。スピードを落として運転していた彼が 桜を見上げて感嘆した。
「満開だねえ」
「そうだね」
隣にいるその人が突然いなくなるなんて誰が想像できるだろう。 一瞬そんな光景が頭をよぎる。 寒気がした。
いつか私も死ぬ。
恋人も親も友達も、いつかいつか、私の大事な人達も死ぬ時が来る。 でも、どうか、あんな理不尽な最期で無いように。 あんな悲しいお別れをしなくて済むように。
夜風が冷えてきて、私は車の窓を閉めた。
被害者の方のご冥福を心からお祈りします。 安らかに。
|