
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
道を譲ってもらった時、その感謝の意を込めて ハザードランプを3、4回点滅させて合図を送ることを 私はこっそり『ありがとうハザード』と呼んでいる。 されると嬉しいのは勿論だが、するのも好きだ。 感謝心をむやみにアピールしたい。 「お前を好いとうよ(中途半端に京都弁)!!」位無茶に。 うおおハザードボタンハアハアという勢いで 人の車に乗ってても頼まれもしないのに押す。
今日は夕方から出かける用事があって、 会社の軽自動車に乗って道路に出た。
駐車場から道路に抜ける道はいつも混雑しているので なかなか入れてもらえない、困るなァと思っていた矢先、 大きなトラックがピタリと道を譲ってくれるではないか。
吉田戦車も言っていたが、大きい車から親切にされるのは 嬉しさ倍増だ。気になる異性から 「お前のこと…ずっと好きだった!」 と言われる位いい意味でドキリとしてしまう。
左折するためにハンドルを大きく切っていた私は、 道路に入るのを見計らって、 暑苦しい感謝の気持ちをいつもの赤い点滅にのせて 相手のドライバーに送ろうとした。
のだが。
自分の車と違って、会社の車、ハザードはハンドル上部に ひょっこり備え付けられており、何も考えないで ハンドルの間に手を突っ込んでスイッチを押そうとした まさにその瞬間!
思いっきり左手で切ったハンドルの間に右手が絡まって 自分の腕がありえない方向にひんまがるのが見えた。
ご ぎ ご ぎ っ ぎ
「いでえええええええええええッッッッ!!!!!」
自分で自分がわからない。 苦しいですサンタマリア。 あんなに痛かったのに無傷でしたサンタマリア。
もう少し頭がよくなる薬は売ってないですかサンタマリア。
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