
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
お電話でのイメージ通り、飼い主のO田さんは 素敵で気さくな奥様でした。 玄関の扉を開けるなり、母犬ラッキーがお出迎え。
めごい。 めごすぎるラッキー。
吠えるでもなく、客である私と友人に愛想をふりまいて 大歓迎のおももちだ。なんか可憐。 これがうちのおじ宅にいるゴールデンのジェイ(仮名)であれば 私などはひとたまりもなくボロ雑巾の如くもみくちゃにされる (バカにされてるから)のだが、ラッキー嬢は まさに淑女。落ちついた、とてもいい犬だ。 毛並みもまさに3419696、大きな瞳も超キュート!
リビングに通され、O田さんが白いタオルをかけられた スイカ一個分入るほどのダンボールを示し、
「中にいるから、ゆっくり見ていって」
と。
ごそごそ。 タオルまくって一瞬で
悩 殺。
黒い。黒いうごめくものが、あったか毛布に包まれて もそもそうごうご蠢いている。 目も開いていない9匹の子犬が、時折きゅみきゅみと 声をあげ、兄弟達の肉じゅばんの海の間で 気持ちよさそうに眠っているその姿…!!
嗚呼!!嗚呼!! え…選べませんがな!どの子もみんな可愛い…!! 本当は産まれたのは10匹、残念なことに 産まれてすぐに一匹のメスが はかなくなってしまったとのこと。 子犬達にはそれぞれ、娘さんのものと思われる 色とりどりの髪結いゴムが首にかけられていて、 生まれた順番がそれぞれわかるようになっていた。
「産まれたてだからね、個性も何もまだわからないし、 またしばらくしたら見にいらっしゃいな」
O田さんの優しいお言葉。
また来ます。また来るともさ!!
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