
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
二つの塔に飛行機が吸い込まれていく映像が 角膜に焼き付いています。
あれから三年も経ちました。 アメリカや、アメリカを取り巻く
たくさんの国で たくさんのことが起きて たくさんの人が泣いて たくさんの人が死んで。
尚も。今も。
空はこんなにも青くて、広くて、 見上げている私の住む小さな家は とても穏やかです。
真っ青な空。 まるで現実感の無い青です。
この空の向こうにずっとずっと続いている 彼の国には、私を取り巻いているような 優しい空気がありません。 血と涙と硝煙の耐えない、地獄の世界です。 何も終わっていない、むしろ悲しみは加速を増すばかりで 世界は何一つとして良くなる気配はありません。
どの国でもどの場所でも、空は同じように青く、美しい筈なのに。
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