
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
| 2003年06月05日(木) |
ドキュメンタリー映画 |
水曜のレディースディを利用してフォーラムに 『ボウリング・フォー・コロンバイン』を見に行く。 ビデオ出るまで待とうかな、とも思ったのですが、 映画館で映画を見る快感というか、飢えてたんでしょうね。 山形フォーラムはモノホンのミニシアターで 小さいけれどキレイだし、何よりものすごく近所。
『ボウリング〜』 アカデミー賞ですよ。たいしたもんだ。
チープなコトバで申し訳ないのですが、
面白かったです。
テーマは重いし、痛い。つらい。 なのに映画はいたってテンポよく進み、 まるで観客に退屈させるヒマを与えない。 大国アメリカの抱える社会問題を スカートめくりに興じる小学生のごとく 痛快に、あけすけに、執拗にえぐりだす。 ユーモラスなのに抜き身の刀をつきつけられているような 奇妙な感じ。 当たり前のことしか、彼は言ってはいないんだけれど。

このまま落ちて行くよりは。
映画館から出て、明かりのない暗がりを ゆっくりと帰りました。
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