「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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鶴見俊輔さんという哲学者がいます。本など読んだことがないのですが、哲学的な視点から様々な一般とは違う価値観を持っているので彼の思想を読むのが好きです。今日読んだ新聞記事の中に、鶴見さんの考える "くに" と "国" の使い分けが書かれていました。鶴見さんにとって、国は国家のことで、くにとは、私達が生まれ育った国として親しみ、家族や友人を持つ場所のことだそうです。 まず、この漢字と平仮名の使い分けが素敵だと思いました。誰にもわかるやさしい言葉を使って丁寧に語ることの基本があるように思えます。それから、国とは国家であるというその見方も心地よさを覚えます。国家と聞くと、日本という国から何かしらのコントロールを受けているイメージになりますが、くに、いう字を見ると、自分の生まれ育った緑いっぱいの田舎の風景が浮かびます。 このように、言語を上手に使い分けて自分を伝え、自分育てにつなげていくのは素敵なことだと思いました。彼は既になくなっていますが、国家ではなく自分を基準にして社会に訴えて来た彼の思想を利用して私もこれからも成長します。
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