「生きていくのに大切なこと」こころの日記
DiaryINDEX|past|will
今日は利用者 O さんに同行して病院を受診しました。行き先は整形外科、3つの診察室の隣には救急外来があり、診察を待っている間には救急患者さんが運ばれてきて、私も過去5年間整形外科と救急外来で働いていたので、ギプスの粉やレントゲン室の匂いを懐かしく思いました。 診察を待つ間に、 O さんは私にひとつの質問をして下さいました。 「看護婦さんだったらもっといい仕事があるでしょうに。どうして介護をしているの?」。私は「看護婦の仕事しか知らなかったから看護婦しか出来ないと思っていたんです。でも、心のどこかで違う事もしてみたいと思っていたし、自分のいる世界を輪の外から眺めてみたかったんです」 と語りました。すると O さんは 「でも、免許があるからいざとなったら元にもどれるし魅力的な仕事よね」 と仰ったので、私は少し考えてから 「そうですね。・・・・自分を大切に出来るように成長して、もう一度戻るのもいいと思っています」 と言葉を付け加えました。私の言葉を聞いた O さんはにっこり笑って 「そうだよね。どんな仕事にも言える事よね」 と。
そうですよね。自分を大切にすることは私にとって 「一番大切な事」 なのです。
診察を終えたあと、O さんは私にご自分の経験を語って下さいました。「大病院はけっこう酷いのよ。患者さんを診察するのでもコネを持っている人は先に廻されるもの。それにお金もすぐに受け取るのよ。だから私も手術の時に一人につき2万円ずつ渡したもの。そうしたらなんでも丁寧だし何でも早くにやってくれるようになったのよ」 と。私はお聞きしているうちに申し訳ないような気持ちになりました。 「Oさん私はいつも今のようなお話をお聞きした時には謝罪する事にしてるんです。・・・ごめんなさいね」 とお伝えしました。Oさんはくすっと笑いながら 「でもね、出す人も優遇して欲しいからお金を払うの。私もそうだったもの」 と。Oさんの言葉に私もくすっと笑い、心の中で「不正なお金を貰う人がいるから払わなくてはならなくなるんですよね」と思いました。
私はもしも看護婦に戻ったら、どんな私として働いていけるかな。いつも自分を見ている私なら、これまでよりも更に多くの事を学んでいけるのです。
|