「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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朝、職場へ向かって運転中の交差点で左側から衝突されました。相手の方は医療機関に勤める若い女性。そして彼女の走っていた道には 「止まれ」 の文字が書かれてありました。車のぶつかった部分はへこみましたが、私には車のことよりも体のほうが心配でした。今は問題ないかもしれないけれど衝撃があったことは確かですから日にちが経ってから不調を感じることになるかもしれません。 「首は痛いような気がするけど、この痛みはいつもあるような気がする。それとも状況疲れかな。このまま様子を見るべきか、病院へ行っておくべきか」 ・・・私が病院へ行けば 「事故の相手の方」 にも負担が増す。職場にも迷惑がかかる。けれど 「首が痛いと思っている自分を大切にしたい」 。 私はしばらく考えた後相手の方と警察官に今回の事を 「人身事故」 扱いにしていただけるようお願いし職場へは 「午前中の休暇届」 を出しました。警察官は現場検証の中で 「一旦停止じゃないから暴走していいということではない」 と言いました。仰るとおりです。私は 「事故は相手があってのこと。ぶつけられた私に問題があった事も確かだ」 と考えていましたから、「そうですよね。ごめんなさいね」 と相手の方に謝罪しました。 事故処理は思ったよりも時間がかかり、私は途中から気分が悪くなりました。けれど病院でのレントゲンの結果は特に問題なく家で体と心を休めているうちに吐き気も治まりましたので、午後は仕事へ出かけました。 「体の不調」 は寝ているうちに取れていったのですから、実際には突然の出来事に 「心が驚いた」 だけのことだったのです。 そして夜9時半ごろ、家のベルが鳴り外に出てみると、事故の相手であった彼女が「菓子折り」を持って立っていました。彼女は「突然の彼女の訪問」に驚いている私に 「今日は本当にごめんなさい。体の具合は大丈夫ですか?私はあの時 “ごめんなさい” と言ってもらったのに何も言わなくて、ごめんなさい。体は大丈夫ですか?」 と言いました。私は一瞬 「私の前で涙を浮かべて謝罪している彼女」 に何を言ってよいのかが分かりませんでした。そして 「どうして良いかが分からない」 から 「どうしよう。私こそごめんね」 と言って彼女を抱きしめてしまいました。私は彼女の目からこぼれている涙を見ながら、 「自分のした事は良かったのか」 を自問自答していました。・・「彼女は “私の動きの結果” 此処に居て、私に “謝罪している” のだから、私は “自分のその後の動き” を正確に伝える必要がある」・・私は彼女に 「“その時の自分”を大切にしたかったこと・体の具合は問題なく午後には仕事に出かけたこと・後になって、“体の異変” は “心が驚いたからだ” と気付いたこと」を伝えました。彼女は私に、 「とても落ち着いているのですね」 と言いました。
私たちは少しの間星空を見ながら話をしました。私は彼女に 「私はこの家で心の勉強をしている」 事を伝え、「遊びに来てね」 と付け加えました。彼女は 「あのままあそこで分かれたままになってしまうのは・・・と考えていて・・。こんな遅くにごめんなさい。本当に遊びに来れたら嬉しいです」 と言い、そして私たちは握手をしてお別れしました。夜の道、彼女を乗せて車を走らせてくれた彼女のご主人様は車の窓から頭を下げて、車を走らせて行きました。又いつかどこかで出会うことがあれば、私たちはこの出来事に付いて「心のある」語りが出来るのかもしれません。23:00
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