「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2004年08月22日(日) 花火

 夜、何処からか花火の音が聞こえてきたので、花火の音の方向へ車を走らせてみました。花火は家からそれほど遠くないところで見つけることが出来ました。花火が打ち上げられている場所は距離的には遠いようなのですが、暗い空に輝く光りはとても大きくてきれいでした。私はいつの間にか集まっていた近所の人たちと一緒になって 「きれいですねぇ」 と声を上げていました。そして豪快に上がる花火を見ながら「花火が見たい」と感じた自分の欲求を自分自身で満たす事が出来たことに、「小さなステップアップ」を感じていました。それは、過去には自分の中のいろんな欲求に振り回され、優先順位を確認することまで出来ては居なかった私が、今日は「私」の心で感じた事を、私の意志で優先出来たという事によるひとつの達成感かもしれません。

 花火は予想以上に長い時間上がり続け、やがて私は最後まで見届けたいという気持ちと帰りたいという気持ちを感じるようになりました。自分の身体が冷えていたり眠たくなっていたり、そして家に戻ってやりたいこともあるのです。「どの気持ちを優先すれば満足するのだろう」・・私は心の中で「自分」を確認した上で家に戻ることに決めました。

 私が家に戻り10分もすると、今度はシトシトという音が聞こえてきて雨が降り始めた事を知りました。「さっきの音は花火の音で、今聞こえるのは雨の音・・」私には、違う音を聞き分ける自分の耳すら不思議に思えました。実際には・・「花火を見てきた」というそれだけのことなのですが、今夜この小さな現実にたくさんの事を感じた私には、楽しいひと時となりました。22:00


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