夢霞日記

2003年12月25日(木) テヲノバシテホシガツカメルトイウノナラ

届くはずもない星に
つい、手を伸ばしてしまうのは

手を思いきり伸ばしたら
もしかしたら届くのではないかと思うから

だけどどこかでそれは無理だと知っていて
それを無理だと思っている自分が嫌になる

一方では手を伸ばそうともしないくせに
転がり落ちてこないかなんて
馬鹿げた期待をしてもみるんだ

そして自分が欲しいと思うのは本当に星かと
考えこんで自身をなくしたりもするんだ

それでも照明のない夜の暗い道で
空を見上げて星が光っていると

つい、手を伸ばしてしまうんだ。


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