留学先での独り言

2009年05月04日(月) インフルエンザの報道と実際の検査を鑑みて

ちょっと時間があって日本の新聞のウェブサイトを
見ているんだけど、インフルエンザに対してちょっと
過剰反応な気がするのは自分だけ?海外から帰って
きて簡易な検査で陽性反応が出て、ニュース一面の
トップ。そもそも簡易検査ってどんなことするんだ
ろう?A型とかだけを決めるみたいだけど。

ということで調べたら結構あった。以下引用。

※簡易検査でA型インフルエンザの陽性反応が出ても、
A型には従来からある香港型、ソ連型が含まれ、新型か
どうかを確認するには遺伝子検査(PCR検査)が必要になる。

また使用されているキットですべての人を確認できる
かも実際はわからないらしい。空港で使われている
のはどこの会社のものだろう?

http://okwave.jp/qa4914187.html

ということで疑わしい患者さんはPCRで特別な塩基の
配列があるかどうか調べられるね。

http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/34who-labtest.html

PCRは、インフルエンザウイルスゲノムの検出に有効な検査法である。
インフルエンザはRNAウイルスであるため、逆転写酵素(RT)を用いて
cDNA(相補DNA)を合成する必要がある。ウイルスゲノムを増幅するには、
一対のオリゴヌクレオチドプライマー(oligonucleotide primer)を必要
とする。このプライマーは既知のインフルエンザA/H5のHAの塩基配列と、
N1のそれとに基づいてデザインされており、それぞれの亜型(H5,N1)の
RNAだけが増幅されるはずである。このPCR産物を用いて、さらに
シークエンス法などで亜型の確認を行う。

なるほど。でも、、、

結果の解釈(同じページ、下の方にある)

PCRの陰性結果は、そのまま直ちにインフルエンザ A(H5N1)の感染
を否定するものではない。検査結果は、入手可能な臨床および疫学上
の情報と共に解釈しなくてはならない。感染の疑いが強い症例につい
ては、これ以外の方法で検査を実施する必要がある。

つまり必ずしもこれで完璧なこともないらしい。一方でぱっと
見た限り検出の際、false-positiveの割合や可能性に
ついての文章が見つからなかった。普通少しはあって
しかるべきだが、どうなんだろう?

別に新聞記者や報道体制を批判するつもりはないけど、
ある程度わかっている人が文章をチェックして記事に
してるのかなぁと少し思う。こういうとき一番大切な
のはパニックにならないことだから、むやみに確定し
ていない情報を報道するのはどうかなぁと。ましてや
陽性とされた人はすぐに隔離されているわけだし。

まぁ気をつけるには越したことないけど、過剰反応せ
ずに状況判断は冷静に、ということかな。


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