留学先での独り言

2008年08月05日(火) 仁義なき戦い ねずみ編

今日はほぼ一日中動物の施設で働いた。その一つがあるカゴ
のねずみのうち、実験に必要なねずみを他のカゴに移す作業。

ねずみは耳に穴を開けて、番号を区別するようになっている。
右耳が一の位、左耳が十の位。右耳で目に限りなく近い所に
穴が開いていれば1、少し後ろなら2、頬に近いのなら3となる。

作業自体は難しいことない。難しいのは必要なねずみを
取り出すこと。まだねずみを上手く掴めない自分は、まず
観察してねずみの耳の番号を読み取る。まぁ時間をかければ
これもどうにかなる。

ただ問題は発生した。一匹目のねずみを出そうとした瞬間、
別なねずみが突然ジャンプし、カゴの外に出てしまった。
脱走である。

慌てて掴んでいたねずみを新しいかごに入れた後、そのねずみ
を追った。そのねずみはしばらく床でくんくんした後、追われ
たのを察してか逃げ回った。まずい、ねずみがまともに逃げ
まわったら捕まえられない。。。

しかしこのねずみ、カゴで育ったせいかスピードにかける。
自由を得たわりには縦横無尽に動くわけでもない。でも相手
はねずみ、たやすく捕まえられるわけでもない。

数分ぐらい運動会をしただろうか、端に追い込んで手で
カップを作って、上から押さえつけた。かまれた気がしたが
そんなことを気にしている場合ではない。掴んでどうにか
カゴに戻した。ようやく生きた心地がした。大事な実験動物
を失うわけにはいかない。

ちなみに建物の作りから廊下などの外に逃げられることはない。
排水の溝もあるが、そこにはプラスティックの蓋がしてあるの
で、捕まらなければ運動会が続くだけ。数分で終わって幸運
だったと思うが、気が気でなかった。

ねずみよ、逃げるな。


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