留学先での独り言

2005年04月21日(木) ある中学生フットボール選手のお話

昨日結局眠けに勝てず寝てしまったので、午前中に
えっちらおっちら実験レポートを書く。いわゆるジャ
ーナルの要約に載せるような形式で書くので、短すぎ
ず長すぎずで気を使う。どうにか書き終えて昼食を
食べる暇もなく高校へ向かう。コーチを捕まえて添削
してもらおうとしたが、そのコーチは俺じゃない方が
いいと言って他の先生を紹介してくれた。そんなに
リキいれないで常識の範囲で直してくれればよかった
んだけどな。

その後はすっかりお仕事。フットボール部を見に行く
と怪我人はいるは、暑くて熱中症は出るはで大忙し。
ただ怪我人は相変わらず下級生ばかりで、さらに数人
はあまりにも痛がりなので「痛くて我慢出来ないのな
ら休んでていいけど、この程度の痛みを我慢出来ない
でアウトするならフットボール選手には向いてないと
思うよ。周りのみんなだってこの位は我慢してる。」
と忠告。彼の目がちょっと涙目になった。本当は発奮
してほしかったのだが。

でも昔の自分なら「やりたくないなら辞めれば」だっ
たろう。ずいぶんと丸くなったもんだ。

フットボールは人生で一番長くプレーしたスポーツだ
けに(13年)、選手に近い立場で練習をやれる、やっ
てはいけない境界線を一番わかっているつもり。コー
チとも去年からこの話をよくしてすごく理解してもら
っているので、お互いの意思疎通は万全と言っても
過言ではない。

ということでW君、痛がっては休んでばかりいないで
練習して下さい。コーチも「奴には何もさせてないの
に何が痛いんだ」って言ってたよ。


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