留学先での独り言

2005年03月26日(土) ニッポン放送のライブドアによる買収に関して

今日は勉強三昧の日にするつもりだが、いまいち集中力
にかける。これも夏のようなThunderstormとそれによ
る湿気のせいにしたいが、そうは言ってられずこれから
がんばることにする。

さて今日は花粉の症状がひどい以外たいしたことをして
いないので、日本のニュースに対するコメントを。

ライブドアがニッポン放送株をほぼ手中にし、経営権を
取得したらしい。でそれを耳にして出演しているタレン
トが嫌気をさし降板を示唆してるとか。それで騒ぎにな
っているというが別に記事にすることでもないでしょ?

自分の場合、会社にいるときに2度合併に遭遇した。
最初は自分のいた会社が買収され、さらに1年としない
うちに合併した会社がさらに他の会社を買収して大きく
なった。

3つの会社が一緒になるのは大変なこと。やり方も違え
ば、社風も違う。いわゆる外資系だったので愛社心が
あった訳ではないが、自分が売っていたものには愛着が
あった。

新会社になった時、自分は合併先の社員が多く存在する
部に転属された。仲間も元競合他社の人だし、お客さん
も元競合他社をよく思っていた人。つい最近までは双方
に自分はうざがられた存在だ。やりやすいはずがない。

そんな中で自分の存在感を出すために最初、無理してで
もこのお客さんに以前の会社の製品を売り込もうとした。
新しい上司との面談でも「それにこだわりたい」とはっ
きりと言った。ところが上司の答えは違った。

「プロならば売れるもんなんでも売れ。新しい会社にい
るんだから、元の会社がどうのこうの言うな。営業なら
売ってなんぼだろ。嫌なら会社移れ。」

目が覚めた。自分の考えがいかに稚屈だったか思い知った。
上が変わった、客が変わった、会社が変わったじゃない。
自分の仕事をしてお客さんに信頼を得て金を稼ぐ。その通
りだと思った。

何を言いたいのかと言うと、タレントだって上が変わろ
うと自分の仕事をすればいいし、その環境が嫌なら移れ
ばいいだけの話。各個人が自分の実力にあったビジネス
に徹すればいいんじゃないの、と言うこと。情に流され
るべきでない。買った側はこのようなことが起こること
とっくの昔に折込済みだと思うけどな。ニッポン放送社
員一致によるフジサンケイグループ残留希望を公表した
ことを社員は恥じたほうがいい。私たちはグループとい
う看板がないと個人では何も出来ませーん、と言ってる
ようだよ。

日本的お涙頂戴みかけ資本主義、実は社会主義が残るか、
それとも一般的な資本主義が台頭するか。


よろしければクリックして投票下さい↓


My追加

にほんブログ村 海外生活ブログへ
 < 過去  INDEX  未来 >
Shuidri [MAIL]