| 2003年02月16日(日) |
フットボール選手、光と影 |
Hattiesburgにきてフットボールを観たことがあるなら Derrick Nixという名前を聞いた事があるかも知れない。 もしその名前を知らなくても、#43で主にボールをもって 走る人、と聞けば思い出すかも知れない。
彼はUSMで歴代リーディングラッシャーでC-USAでも2位 の記録保持者である。しかも彼は3年生のとき全くと いっていいほど試合に出場していない。1、2、4年の シーズンはいずれも1000yds以上走り、将来のドラフト 候補選手と言われていた。
その彼が腎臓の病気に冒されているのは前の日記でも 触れた。それでも今シーズン戻ってきて、最後のボウル ゲーム以外は出場した。ボウルゲーム以外は。
ほぼ丸2年腎臓の病気の完治のために費やして2002年度 のシーズンを過ごしたが、腎臓は決してよくならなかった。 レギュラーシーズン終了後、ドクターストップ。検査の 結果、彼の腎臓の片方は機能しておらず、もう片方も 10−20%程度しか機能していないことが判明したのだ。 今は週に3回人工透析を受けながら、腎臓移植手術をする 日を待っている状態である。
そんな彼にアトランタに行く前にあった。彼とは同じ アパート群に住んでいるから今までも良く会ったが、最初 誰だかわからなかった。その姿はあまりにも痩せこけていて、 タックルする選手を引きずりながら前進していた頃の面影は 全くなかった。
いつも通り挨拶して、「元気?」と聞くと「まぁまぁかな」 と答えていたけど、本音はどうなんだろうか。いろいろと 聞くことも出来たが、気の毒な気がして結局聞けなかった。 通り過ぎた後、彼の後ろ姿を見たがあまりにも小さくて 元フットボール選手とは到底思えなかった。
トレーナー仲間に聞くと、彼は普通の量の食事すら受け付け られない状態だという。こけるのは当たり前だ。
USMだけでなくOle MissのOBもお互いに呼びかけあい、彼の 手術代への募金を募っている。移植手術は莫大なお金がかかる そうだ。自分もここを出ることが決まったら、気持ちだけだけ ど彼のためにお金を置いていこうと思う。
1日も早く腎臓移植出来ることを望むとともに、その後の 彼の健康回復を心から祈りたいです。そしてここハティスに いたときにフットボールを観戦して、もし彼を覚えている人が いたら一緒に祈ってくれることを希望します。
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