| 2003年01月24日(金) |
Head Athletic Trainerの辞任 |
朝7時15分より、カリキュラムミーティングがあった。この ミーティングはAT programの生徒全員必須だ。時期的に SEATAの学生シンポジウムに参加するかしないかの意思 を確認することだと思っていた。
もちろんこの話はあったのだが、それ以外で驚愕の事実を 知ることになる。
Head Athletic TrainerのMattがやってきて、自らの ポジションからの辞任を申し出たのであった。しかも 話は急で2月7日にはいなくなるという。
正直全くでもって寝耳に水の話でびっくりした。もっと 正確に言えば、ショックだった。自分が現在USMのAT program に残っているのは彼がいるからほかならない。彼がいなかった から、恐らく1年半前ぐらいにここを辞めて他の学校に転校 していたと思う。
彼には数え切れない恩がある。ここに来てあまり英語の話せ なかった自分にも臆せずに平等に仕事を与えてくれた。忙しい 身ながら、恐らく訳のわからない質問もきちんと答えてくれた。 友達も少なく、連休になっても帰るところもなければ遊びに行く ところもない僕の立場を知ってか、何度かゴルフにも連れて 行ってくれた。(しかもプレーフィーは彼持ち。)留学資金の 底が見え、お金のやりくりに苦労し始めてからはどうにか卒業 まではここに残らせようと、いろいろと相談にのってくれた。 自分でいうのもおかしいが、他のアメリカ人の生徒が恐らく 嫉妬するぐらいかわいがってもらえた。
よくしてもらったから、だけではない。自分の社会経験から 照らしあわしても、彼は仕事が出来た。まずAthletic Trainer として、彼のスキルは他のスタッフと比べて数段上だった。 トレーニングルームの運営、他のコーチやアスレティック デパートメントとのやりとりに関しても、癖ある人間たちを 相手にうまくやりあっていたと思う。一つ難をつけると言えば 日頃の問題に関して、彼自身が意思決定をしすぎていたこと。 広くすべてを見ようとしすぎていたように思う。もっと他の スタッフに権限委譲させて責任を分散させ、彼自身の負荷を 減らすべきであった。ぼくの目から見て、もしMattが倒れた 場合、バックアップ機能を持たないこのトレーニングルーム はまず回らないだろう、と考えていた。
彼は辞任の理由として、子供との時間、とくに教育について あげていた。彼がNFLのあるチームに在籍している時、家族 との時間を考えて大学に戻ってきたようだが、今回も同じ 理由があげられた。ただあえて深読みすれば、これは表面的 なもっともらしい理由で、自分は違うように思う。
彼自身Burnoutの可能性について、「It could be」と答えて いたが、実際のところそうだと思う。彼が一番知ってるはずだ。 NFLと違い、スタッフを含めここは素人に近いトレーナーばかり だ。そこでの管理責任の重さはプロの時以上かも知れない。また 家が近く、時間外でもいつでも呼べるということで、まわりが 頼りすぎたのかも知れない。4年間だったがとにかく「疲れた」 というのが彼の本音のように思う。
彼が去る前に、礼儀としてでなく心から感謝の言葉を添えて 彼に挨拶できればと思う。いなくなるのは非常に寂しく、自分 にとって大きな損失だけど、彼の決定を尊重して快く送り出し たいと思う。そしていつかどこかで、この恩を少しでも返えせ たらと思う。
こうは言っても今日の今日言われたばかりで、僕自身はまだまだ 困惑している状態。ただ一つ言えることとすれば、これで今後USM に残ろうとする理由が全くなくなった、ということだ。
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