深夜に、ねーさまと電話。
聞きたいことも、あったんだけどね。
結局は、ねーさまの話を聞く一方だった‥‥かなぁ。
んむ‥‥。



まぁ、ねーさまはねーさまで、ナンかしら話したいオーラ漂ってたし。
それとも、話の腰をぶち折り壊してでも、切り出すべきだッたンかなぁ‥‥?



たぶん、ねーさまなら、この問いに《Yes!!》と全力で答えただろな。
話の流れと、俺の精神状態と――
ねーさまがどっちに重きを置いてくれるかなんて、簡単なことなのに。
そう分かっているのにね。
分かっていても、それでも押し殺してしまう‥‥。











まだ、足りない。
まだ、壊し足りない。



何をって?
簡単なことだ――既存の俺を、に決まってる。