それでも、お前が言った言葉は俺の中に残っている。
あの講義の履修登録をきちんと出来ていなかったとか。
酔った勢いだっただけかも知らんけど、俺を本名で呼んだとか。
そのどれもがウソであったとしても、俺は驚かない。
驚かないし、責め立てもしない――その筋合いはないからな。



他人が聞いたらバカらしいと一笑に付すようなことであっても、
それでも俺の中には大事に――大事に取ってある。



《総記憶領域は3バイト!!》



――そう公言して憚らない俺だけれども。



記憶されている言葉と、その場と、他の感覚まで記憶しているってことは、
ホントは《総記憶領域3テラバイト!!》って言っても嘘じゃないかもv







現在の寂しがり度: 98％






も少ししたら、振り切れちゃう。
そのときに頼る相手に事欠かないのは、俺個人にとってはイイこと。
頼られる相手にとっては、きっと悪いこと。
そして――記憶されてる相手にとっては、きっとヤなこと。






酒飲んで、早く寝ようっと。
明日も、9時からバイトだ――。