「つらい」と彼は言った。ホントつらいよね。でも今はこのつらさと向き合うしかない。救いの手を差し伸べることじゃない。波風をこれ以上立ててはいけない。静かにつらさと向き合わせてあげること。彼のためにできること。それは静かに待ち続けること。共につらさの中でその時を待とう。