2005年10月28日(金) |
イソジン信仰崩壊…? |
高校の時の英語教師が「風邪ってのは、30分に1回イソジン(カバくんがうがいする音が鳴ります!注意!)でうがいをすればかなりの風邪が予防できる」とおっしゃってまして、それ以来ずっとうがい薬を利用してうがいをしてきました。もっともイソジンが高価なので、同成分のうがい薬を使っていましたが。最近では連れ合いに新コルゲンコーワうがいぐすりを勧められ、こっちの方が効く気がするので、併用していました。
が!
本日、Yahoo!でこんなニュースが流れました。
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風邪の予防には水でうがいを ヨード液では予防効果なし
風邪の予防には水でうがいすることが効果的であることを、京都大保健管理センターの川村孝教授(内科学・疫学)らが全国調査で確かめた。 水のうがいで風邪の発症率が4割低くなったが、ヨード液のうがいには明確な予防効果はなかったという。 18歳から65歳の男女384人を、▽1日3回以上水でうがい▽同様にヨード液でうがい▽うがいしない−の3集団に無作為で分け、冬(12月から翌年3月)に風邪をひくか調べた。うがいの効果を無作為で選んだ集団の比較で調べたのは世界で初めて。 1カ月の発症率は、うがいをしない人の26%に対し、水うがいは17%と低く、年齢構成などを考慮して補正すると発症率はちょうど4割低く、かぜの予防効果が認められた。一方、ヨード液うがいの発症率は24%で、うがいなしと統計的に明確な違いはなかった。 川村教授は「古くから言われてきた水うがいに予防効果が確かにあった。 海外にはうがいの習慣はあまりないようだが、その予防効果を世界に発信したい」という。 一方、ヨード液のうがいについて「風邪をひいたあとの消毒効果は否定していないが、予防効果が認められなかったのは意外。粘膜細胞への作用なども考えないといけないのかも知れない」という。
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え?
イソジンって、予防効果としては意味なかったの?水うがいの方がいいって、まじっすか???????
この記事をどこまで信じるか、という問題になるでしょう。確認ですが、この日記はあくまで日記。全世界に流れてるけど、所詮は日記。論文ではありませんので、自分の主観を全面に押し出します
まず母集団384人ですが…結構調べたね。でも「18歳から65歳の男女」で384人ってのは少ないんじゃないの?とも思えます。統計学をかじってないので分かりませぬが、「無作為で選んだ集団」というのも?この記事の情報だけでは判断できません。効果の差がはっきり数字で出ればOKなのかな? あとこれも主観ですが、個人的に京都新聞を信頼していません。かつて近江八幡でフィールドワークをした時に、そのレベルの低さに驚きました。一番効いたのが、某地域通貨の絶賛記事。ちょうどその某地域通貨の取材に行っていたので記事を読んでみると、地域通貨発行団体の単なる宣伝記事でした…。おそらく取材先の言葉を鵜呑みにし、何の検証や聞き取りのないまま記事にしたのでしょう。その地域通貨は地元商店街やNPOから嫌われていたのですが、記事には「地域からの信頼や期待がある…」云々と書かれていたのにはひきました。それだけではないです、他の記事も同様で。ツッコミが甘いと言いますか。自分の中では、京都新聞は単なる地域のミニコミ「紙」にしか思えないのです。…ああ主観的。 が。これも主観的ですが、「京都大保健管理センター」の教授が調査したっていうと、「ああ本当なのかな」なんて思ってしまいます。正直。これはいかんことです。ダメダメです。でも…ね。京大ですよ。どっかの短大じゃないですよ。ステータスで判断してはいけないけど、京大というだけで妙に納得してしまう自分もいたりします。あかんあかん。
というわけで。今はもっぱら「新コルゲンコーワうがいぐすり」を使っているので、イソジン系は当分オサラバです。記事が出たから…というより、コルゲンのうがい薬の方が好きだから。記事と無関係なら、日記に記した意味がないなんて言わないでくださいよ。「過去の自分のうがい人生は何だったのだろう?」というのが今日の日記の主旨でした☆
…イソジンから反論意見が出ないのが、また怖い。
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