あけましておめでとうございます。
愛知に帰省中の自分が「都留の正月風景」について書くのはどうかとも思いますが、せっかくの正月なので、正月ネタで書きますよ。
さて都留(というか山梨!?)では、大晦日の前日くらいから、しめ縄の露店が建ち並び始めます。駐車場や空き地などにしめ縄の並べて売るようです。この露店、神社などの近くで売っているならまだしも、バイパス沿いでも立ち並んでいます。山梨人の頭数は少ないくせにそこら中で店を出し、明らかな過剰生産な気もします。また最近は100円ショップでも「御利益のない」しめ縄が売られており、それにもかかわらず、なぜしめ縄の露店が並ぶのでしょう。因みに帰省途中に途中下車した塩尻でも、しめ縄の露店はありました。
そもそもしめ縄づくりは、農家の人が冬の内職として行っていたもののようです。ここからは書かなくても分かるかもしれませんが、冬は農業ができず、かと言って何もしなければ収入がない。そこでしめ縄を作り始め、売ったようなのです。その伝統が今も生き続けているというわけです。
まあ、なんて風情がある話なんでしょう…って、簡単にいかないのが山梨。あるしめ縄屋では、「Made in China」と書かれた段ボールから、袋詰めされたしめ縄を出していましたよ。つまり手作りのしめ縄ではない、大量生産のしめ縄も売られているということです。これも時代?いい商売なのかねえ…?
ところで、都留にはもう一つ、「珍しい(と勝手にはがが思っている)」伝統があります。それは「正月紙(正式名称不明)」。正月になると、各商店や家庭では、玄関先に「謹賀新年」「元旦」などの文字が書かれ、隅っこのほうに鶴や富士山が描かれた縦長の紙を張り出すのです。この伝統、いたって謎。誰か教えてくださひ。
本年も、よろしくお願いいたします。
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