今日は瀬戸市にある「海上(かいしょ)の森」に行ってきました。この海上の森は、2005年に愛知県が万博を開催しようとしている所です。環境保護団体は、「自然保護」を訴え、万博の即時中止を訴えています。 海上の森の説明をしておきますと、ここは特別に大きい森という訳でもないし、地面にはアスファルトで舗装してある箇所もある。民家もあるし、電柱&電線はそこら中に。人工の溜池まである。そんな森です。ではなぜ環境保護団体が反対しているか。それは、この森がオオタカ・サンコウチョウなどの営巣の地であること、ゲンジボタルなどの昆虫の生息地としてとても重要な地区だからです。 車で近くの駐車場まで行き、そこから30分くらい歩きました。道は確かにあるのですが、地権者の方の生活地に車で乗り入れてはいけないのです。 歩いていくと、道には多くのゴミ。観光客が残していった物なのでしょう。また万博反対のたて看板と署名が並べてありました。あと目立ったのが、反対派が主催したと思われる自然観察会のお知らせ看板。ベニヤが放置してあったけど、もう終わったんだから撤去くらいして欲しいなあ、反対派なら。 そしてうわさの「無節操の木」。説明しますと、反対派が、愛知県が万博予定地を買収できないように「1本1本の木に所有者を決め、名札を掛けておく」ことをしたんです。そこに目をつけた政治家が「末広○きこ」なわけです。彼女は当初は万博反対派だったので、その運動に参加し、1本の木を所有することとなりました。そして万博反対派から多くの票を集めました。ところが彼女は当選後に自民党支持をいきなり打ち出し、この運動を突如として止めてしまったのです。彼女は木から名札を外しました。この木が「無節操の木」です。 万博反対派のほとんどは「環境保護」をうちだしています。中には「愛知万博には憲法改正という国家の政治意図が含まれている、有事立法も射程に入っている」ということを述べている団体もあります(根拠は教えてくれないけど)。まあ立場はいろいろですが、愛知県は流しています。 僕ですか?もちろん反対です。だって明らかな自然破壊、住民無視の計画断行、県財政圧迫…いいことないですよ。
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