Strange...みゆ

 

 

la la la (by MISIA) - 2003年12月28日(日)

金曜の夜、飲みに出かけた。


先輩は珍しくヤケ気味だった。

上司に散々五月蠅く言われたようだ。
成績不振。

それは先輩の事ではなくて
課全体の話。
あたし達営業の仕事は
結局の所個人個人の自己管理になっちゃうから、
全員がどれだけやってるかなんて
把握するのは難しい。

結構みんな嫌々だしね。


ガツンと飲んで憂さ晴らししたいみたいだったので
付き合った。


「おっぱい触りたい」
「今日泊まる!泊まる?」



実はコレ、ほぼ毎回言ってる;
あたしはもう慣れっこでいっつも
「ハイハイ」
って流してる。


実際することはないから。


それは家庭への罪悪感ではなく、
あの人への想いがそうさせてるらしい。

羨ましいな。


次に行ったカラオケで
手を繋いで
ちょっとイチャイチャした。

こめかみにキスされた。
耳元で「チュッ・・」って音がする度、
そのときだけ、
ちょっと切なくなった。
このまま時が止まればいいのに。
そして少しシアワセになった。


唇にするのは
やめておいた。

どっちにとっても良いことなんか無い。


***************************


昨日は大掃除で大抵の営業員さんは仕事納めだった。
あたしは異動先とのかねあいでまだ出社が残ってるんだけど;

あの人も昨日で最後だった。
休み明けには異動してしまっているので
会えるのは最後だった。

先輩のことは抜きにしても
いっぱい話聞いてもらったし
笑ったし、叱咤激励たくさん、ホントにお世話になった。
だから挨拶しに行った。


彼女の涙を初めて見た。


「こういうのダメなんだ、私。情が移っちゃうんだよね。」

たかが半年しか居なかったあたしなのに
しかもこんなめんどくさいことにまでなってるのに
(彼女は知らないと思うけど)
あたしも泣きそうになってしまった。

普段かっこいい彼女なだけに
胸が詰まった。

やっぱり大好きだなぁ、と思う。
そして彼女に惹かれる気持ちも、わかる。






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