結論。 - 2003年12月24日(水) 結局昨日は差し入れをしに行った。 ほんの少し、諦めの気持ちで。 ムキになってしまった事を謝りたかったのと、 「もういいよ」って、言おうと思ってた。 何も聞かずに。 何も伝えずに。 「・・・話していく?」 会社に着いたのは9時前だった。 最初は他愛もない話で 淋しいから10時までここにいてなんて言われて ただ、何も考えずにいた。 「こないだね、やっぱりあたしは怒ってたんだけど、 でも先輩のことで怒ってたんじゃないから。」 言いたいことは、言おうと思った。 「みゆは、俺に聞きたいことはないの?」 「・・・いっぱいあるよ」 あたしたちは、ゆっくり、言葉を選びながら、話した。 結論は、現状維持。 これは妥協じゃなくて、お互いが本当にそうしたかった。 少なくともあたしはそう思っている。 お互いが、結論を出すのには想いが未熟だったのだ。 あたしはこの3日間くらいそれなりに考えて、 涙も流した。 それは、これから先好きでいられなくなることが どうしても辛かったから。 もう少し、時間が欲しかった。 今はまだ、 一緒に居られるだけで消化できるほどの想いだったんだ。 「・・・好きでいたい」 やっと、見つけた言葉がこれだった。 「俺は全然かまわないよ。 俺があの人を好きな気持ちはもう変えがたい事実で その気持ちがそれだけ大きいかは自分でよく分かってる。 でももしそれほどに気持ちが大きくなる前にみゆと出会ってたら、 みゆと付き合ってたと思う。 これから先、気持ちが変わるとすれば その人よりみゆのことを好きになるしかないと思う。 でもその時にみゆが俺のそばにいてくれるかどうかは それは、みゆが決めることだよ。」 これから耐えられなくなる時が来るかもしれない。 でも誰かを好きになって先輩とは何もなくなるかもしれない。 でも 今はまだ、答えを出したくなかった。 今はもう涙は出ない。 ...
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