Strange...みゆ

 

 

- 2003年07月02日(水)

「もし今、みゆにとって条件の揃った・・・・
 結婚しても良いような男が現れたら、俺のことどうする?

 やっぱり、いつも堂々と一緒に居れる人の方がいい?」





「・・・・・・・考える。」


「そっか。・・・・・そっか。。。」

「なんで?」

「いや、今まで俺の周りにいた女の子って、
 なんて言うか、別腹って子ばっかりだったからさ。」




確かに彼一人キープしとけば寂しさは紛らわせるかもしれない。

「でもあたしはそんなことできないよ。」

想いの量(?)の多さの違いはあるにしろ、
一緒にいる人にはできるだけ誠実でいたい。
真っ正面から向き合いたい。

それに、人に紹介できないからって
それがネックになるんだったら初めから付き合ってないよ。

リスクは承知の上だよ。
踏み台になんかしない。
一緒に成長するって道もあるでしょ?


でも
彼が"条件"って言ったのには訳がある。

あたしは名前を継がなきゃいけない。
この家を守るための結婚をしなきゃいけない。
そのために育てられてきたようなもの。

だから、
必ずしも好きになった人と結婚できるわけじゃない。
"それなりの"人を探さなきゃいけないんだ。

あたしと似たような状況の人で、
不倫してる人を知ってる。
その事を知って、

「ああ、こんなカタチもあるんだ。」

って思ったのも事実。


結婚に関しては毎日のように親に言われてるし
考えなきゃって思うけど

1年後、更に未来の事を考えるとき、
もう彼はいないんだろうかなんて思うと
最近胸が痛むようになってきた。

結婚できるかできないかで決めるつもりはない。



だからあたし、

「考える」って言ったんだよ?







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