快楽について - 2004年10月29日(金) あくまでも個人的な話をすると、僕が快楽に達する道筋は一つしかない。 それは経験則のようなもので決められている。 簡単に言えば山登りのようなものだ。 まず1合目2合目と順番に登っていく。 5合目くらいまでは順調いいんだけど、それからはなかなか大変。 実際の山登りと違うのはハッと気付いた時にまた1合目にいたりすることだ。 登ったり降ったりを何度も繰り返し、少しずつ頂上を目指す。 もちろん早く着く方法がないわけじゃない。 僕は経験的にそれを知っている。 今までも、そしてこれからも同じ道を同じように登っていくんだと思う。 でも一回だけまったく違う道を通ったことがある。 それはまるで空も見えないような高い高い草むらを進んでいるみたいだった。 自分が果たして頂上に向かっているのかわからない。 僕は僕を先導している人に「いつもの道へもどってくれ」と頼んだ。 でもその人は戻ってはくれない。 またしても進み続ける。そして優しく囁く。 「私に任せない」 気付いたら頂上にいた。 驚き以外のなにものでもなかった。 頂上から見下ろしてもそんな道の影も形もない。 いつも9合目で頂上をみる高揚感もない。 ただいつもと同じ快楽の余韻が僕の中にあった。 本当にそれだけだった。 ...
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