Hong Kong Life現在篇

EMI
HOME

2007年09月16日(日) ■

出埃及記

導演:彭浩翔
主演: 任達華, 劉心悠, 張家輝, 温碧霞, 邵美琪, 余安安, 林家棟, 詹瑞文

パン・ホーチョン監督というだけで絶対見るつもりでしたが、この題名にはすっかり心を奪われた。埃及というのはエジプトのこと、「出エジプト記」とはなんぞや?と思ったのですが、一般上映の前に今年の金紫荊奨にノミネートされて、余計に興味津々。

マジメな警察官(任達華)と「女は公衆便所で男を殺す計画を話している」と変な供述をした覗き常習犯(張家輝)に警察官の妻(劉心悠)、覗き魔の別居中の妻(温碧霞)などが絡んで摩訶不思議なストーリーが展開していく。

この映画考えるところがいっぱいあって感想がなんかまとまらない、、メイキングとか監督のインタビューとかをじっくり見たい。題名の由来も気になる。
系列的には「公主復仇記」っぽいな。話が淡々と、サスペンスっぽく進んでいく。
ストーリーがとにかく良くできてる。なにーっ、え゛ーっ(゜Д゜)そういう結末なのか!?って気分で映画館を後にしました。いやぁこれこそ映画の醍醐味ですわ。こんなにありえそうも無い話をありえそうなシチュエーションで撮ってしまう、パン・ホーチョン天才、おそるべし才能。
金紫荊奨では張家輝は助演男優奨取れなかったけど、来年の金像奨はマジに取れるかも。それくらいすごい、狂気じみた覗き魔を好演している。
久しぶりに映画に復帰した温碧霞がこれまた好演、80-90年代セクシー美女で売り出した彼女が、年月を経て大人の色気むんむん、人間としても厚みを増して復活しています。彼女も金像奨ノミネートされるかも。
あと10年位したら「彭浩翔系列」とかいうDVD BOXとか出て、マニアが研究書を出したりするようになるのかも。
私としては彼のデビュー作「買兇拍人」から全ての作品を映画館でリアルタイムで見れているのは、一映画ファンとしてすごく光栄で幸せなことであります(^^)

≪

≫

初日