Hong Kong Life現在篇
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2007年02月10日(土) ■ |
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香港話劇団「三三不盡」 |
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香港話劇団の実験的な創作劇を主にやっている二號舞台のお芝居を見に行ってきました。
3つのストーリーにそれぞれ3人ずつの出演者、合計9人の俳優でお芝居は進行していきます。 そしてそれぞれに小包が届く。 夫が数年前に大陸の愛人宅で病死した事実を受け入れられない老女とそんな両親を嫌っている娘、そして娘の婚約者が真相を調べると。。 記憶が混乱している引きこもりの男性は、何かをなくしたが何をなくしたのかわからずに常に探しまわっいる。。 ある特ダネを新聞記者にばらして風雲人物になろうとしているミニバスの運転手オヤジ。。
監督が鬚根showの司徒慧[火卓]氏、脚本は司徒氏と他3名。3人の脚本家が別々に書いたストーリーを司徒氏がひとつにまとめたらしい。 会場は香港話劇団の実験劇場のようなスタジオ空間で、舞台は真ん中、座席は四方に三段ずつの椅子が並べてあるだけ。ほぼ満席でしたが多分100人も入れないと思う。 この空間がまた今日のお芝居にはぴったりで、あまりに近距離の目の前で起こる出来事に、まるで自分がその出来事が起こっている横を通った通行人というか、レストランのシーンなら隣のテーブルに座っている客のような不思議な気分になった。お芝居を見に行くのは"非日常"な空間を楽しむことも目的のひとつだけど、とても非日常で不思議な面白い体験だった。
今日は終了後に座談会があり残って参加したのは約15人ほど、導演と脚本の人たちが観客質問に答えたりを聞いてると色々理解の助けになりました。 導演曰くこのお芝居で表現したかったことは「人生は無くなったり探したりの繰り返し。実は自分の身近な人や物が一番重要で大切にしなければならない。」と言うことだそうです。そしてそれぞれの脚本家は自分の本心を書いたので、ストーリーがとてもリアルでストレートに心に入ってくるのかなぁと思いました。 こういう実験的なお芝居はもっともっと見てみたいです〜(^^)
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