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oOO 自分今幸せなつもりでいてるんですが
2003年04月08日(火)
せめての心休めにと選んだ細路地は、意外に心地良い静けさが 横たわっていた。 埃くさい風がふと鼻を突く。 一息ごとに、内蔵が石へと重みを増してゆくようだ。
…もう終わりか? と、誰ともなしに問掛ける。 無論答えはない。 否、答えなど求めてはいない。 自分の問いに対し、嘲りの笑みが口を歪ませた。
…終わることに何の意味がある。
埃の臭いが一段ときつくまとわりついた。
↑こぉんなダークな話を書き出すあたり、またどっか 病んでるんでしょうか(笑) 地下鉄を待つ数分間に書いた一節でございました。
2回生からようやく専門の数が増えてきました。 その内の一つ、「臨床心理学概論」講師は桑原知子氏の お話を聞いて参りました。 わりと面白そうで、桑原先生も結構好きなかんじ^^
本日、口をすっぱくして言われたことは、 心理学は他人に使ってはいけない ということ。 特に身近な人には、使い方が大変難しいらしく。 たしかに以前、学部の友達のカウンセリングを見学して、 ひどく情緒不安定になったことがある。 その経験からいっても、なるほどと思える主張だったね。
もうひとつ、心にのこったこと。 『臨床心理学は何をするのだと思うか?』 という問いに対して、生徒の一部に黒板に意見を書かせた のですね。まずは皆の先入観を見るという感じで。 それに対する答えで、誰かがこんなことを書いた。
『何も出来ない』
これだけでも少しドキリとする意見なんだけど、それに 対する先生のコメントがまた深かった。
「ああ・・・こういう側面も確かにあるでしょう。 けれど、何も出来ないで済むのなら良いですね」
私も何度もこの業界から足を洗おうと思ったのだけど、と 言って笑っておられたが。 なぜか、この言葉が心にずきんと響いた。 気付かないうちに、この言葉とシンクロする経験でもして いるのだろうか?このセリフが心の琴線に触れた理由が イマイチ自分でも分らないのだが・・・。
河合隼雄さんを「いい加減なおっさん」と形容したこの女史、 来週から本格的に始まる授業が相当楽しみです(笑)
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