負けないように、強く。歩き続けられる強さを。
どこへ だれと みらいへ きみと

 

 

 
oOO ウチの母はおもろい
2002年08月13日(火)

夏休みで遊びほうけてちっとも勉強しない弟へ、母の夕食時の一言。

「勉強せーへんのやったら働き!!!

イヤ、そら学生の本分は勉強と申しますけれど、
中一(12)にそれはどうよ?


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今日はおもに読書でつぶしましたー(疲)
心理学系の本ですけどね。
『「こころ」はどこで壊れるか』(滝川一廣著・洋泉社)
その中で、ちょっと気になった部分をば。
ちょっと堅い話になりますが、ごめんなさいね。↓

昨今よくさわがれる「人格障害」っていう単語は、personality disorder
ってのが原語なんですって。
直訳するならば「並み(order)外れた(dis)個性(personality)」という意味を
含んでいて、うちらがメディアとかで耳にする「人格障害」っていう単語の
イメージとはぜんぜん違うものらしいです。

「不登校になってしまうのもディスオーダーならば、3年間皆勤するのも
 ディスオーダーだ」

感じ方や行動の仕方がちょっと人の標準(order)には当てはまらない、
という単なる『判断』にしかすぎないのに、一般では悪いイメージだけが
一人歩きしてる、みたいなことを嘆かれてました。
たしかに、精神医学や心理学と関係ない人がこういう単語を聞くときって、
主にTVや新聞が騒いだときになるでしょ。
でも、そういうのに取り上げられるニュース=扇情的なニュース(犯罪とか)
やから、どうしようもないと滝川氏もおっしゃってましたね。

・・・だから何だって?
私にもよくわかりません(笑)
ただちょっと、気になっただけ。

あと、これも最近騒がれるADHD(授業中とかじっとしてられない子供のこと)
の話とか。事件を起こす子に思春期が多くて当たり前だとか。
「精神鑑定」と「診断」は決定的に違うとか。
インタビュー形式で、読みやすい本でしたね〜。
滝川氏のことばが大変わかりやすいのですよ^^


どこかに疾患がある病気じゃなくて、もとからそういう気質や性質があるだけ
だとしたら、それは本当に不運としかいいようがない。
分かりやすくいえば性同一性障害・・・ホモセクシャルとかね。
同姓を好きにしかなれないように、多くの人と同じ判断基準をもてなかったら。
こういう人たちは、その良し悪しにかかわらず、周りと上手くやっていけない
確率は高い。
どこまでが「普通」で、どこからが「異常」なのかは難しいし、
私が普通であるかどうかすらも分からない。(苦笑)

カウンセラーは、並外れた個性をもつ人たちを、どうにか標準軌道にのせて
あげるのが仕事なんだろう。
外科の手術みたいに患部を切り取るわけにはいかないし、
原因や症状すら目に見える確かなもんじゃない。

人の気質なんて、変えられるのか?
実際にカウンセリングを受けて変わった人、変えた人がいる以上、
可能性はゼロじゃないとはいえるけど。

「薬やメスなどの物理的道具を使うのが身体療法で、
 言葉やイメージを道具にするのが精神療法です」


・・・・・・・・・・つくづく茨の道を選んでしまったものだと思う。


   
現在 今まで
 

仕事用ぶろぐ