diary
DiaryINDEXpastwill


2006年03月02日(木) 諭吉にはふられたが

ずいぶん日記を放置しておいたらしい。
あっ!と言う間に時間が経つものだ。
ほんとに『あっ!』いうぐらいの間だ。

あやぽん
紆余曲折、涙と悲嘆と絶望の果てに
とうとう中学以来の憧れの大学に合格した。

こう書くと、『良かったね』で終わる話だが
本当に、ほんっっっとーに、いろいろなことがあった。

予備校のお友だちは、当然ながら悲喜こもごも。
自分自身の去年の経験もあり、一緒に過ごした一年もあり
まったく他人事とは思えず、親子して胸を痛める。

大学受験、それも浪人生としての大学受験を通して
世の中の家族、親子関係を垣間見た。

受けたくても希望の大学が受けられなかった子
さまざまな制約の中で最大の努力をしていた子
みんなに良い結果がでたわけではない。

試験結果の途中経過の段階で
『もうダメだ』と思っていたあやぽんは
『私は本当に恵まれているのに
 それなのに、こんな結果しか出せなくて
 情けないし申し訳ないし悔しいし』
そう言って泣いた。

そう言われて
『そうだよ。それでそんな弱音を吐かれちゃ、私の方がたまらないね』
と言いたいところだが、もちろんそんなことは言えず
『みんなみんな、それぞれの中で苦労も喜びもあるものだ。
 自分が辛ければ、それは条件に関係なく辛いことなんだから
 あなたもよく頑張っている』
みたいなことを言って、叱咤激励しつつ
試験日には、行楽弁当並みのお弁当を持たせて送り出す。
その回数、合計8回。

それも、受かってしまえば『良かったね』で済まされる話だが
とてもとても、そんな一言では言い表せない諸々の思いが去来する。

でも。
とにかく良かった。





DiaryINDEXpastwill
rachel |MAIL

My追加