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2005年12月01日(木) |
指導するほどの器じゃない |
職場にて。 新人の方の補佐をする。
その方が注文の電話を受けているそばで 何かあったら助けられるようにと 耳を傾けながら、ただじっと座っている。 補佐が必要なだけあって彼女の対応はかなりまずい。
一生懸命なことも、真面目なこともよくわかるので よけいな口出しをして、もっと混乱させてはいけないと思い 「大丈夫、慣れればどうってことないから」 と口では言うものの、内心では注意したいことが山ほど。
彼女は、私が何かを指摘するたび どうしてそういうことになったのか、の説明に忙しく 私の話を、ちゃんと聞いているという手応えがない。 要するに言い訳が多くて、得るところが少ないのだ。
間違いを責めているんじゃない。 彼女が窮地に立つたびに そういう場合は、こうした方がいいのだと それを言いたいだけなのだが。
「誰かに何かを教わる時は とりあえず自分の言い分は棚上げにして 人の話をよく聞いた方がいいよ。」 最近は、食事のたびに子ども達にそう言って聞かせている。
でも、そのことが本当にわかったのは 私自身、ごく最近のことだ。
知ることは、案外簡単だけど 気づくことは、本当に難しいものだと実感する。
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