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2005年06月07日(火) どこかにいる、きっといるはず!

なんともやるせない出来事が続いて
ちょっとぐらいは、いいこともあるのに
とても追いつかない。

なつかしソングはいい。
歌詞がとてもシンプルだ。
『悲しくて 悲しくて とてもやりきれない
 この限りない むなしさの 救いは ないだろうか』
歌詞だけ書くと、なんともだが
淡々とした曲にのって
歌詞だけが切々と気持ちを表している感じが好きだ。

オムニパスCDなので
曲調が急に変わって
ぶるーらいとよっこーはまーの街の明かりが綺麗だとか
フランシーヌが3月30日にどうしたとか
白いブランコが揺れているとか
そうかと思うと
少年っぽい声のショーケンがおとぎ話のような恋を歌っていたり
奥村ちよは、妙にこびた歌い方で、あなた好みの女になりたいと歌う
共通点は、ただ同じ時代のヒット曲ということだけだが
それはそれで、またいい感じ。

あの時代の匂いが好きなのだ。
ませた子どもの私は
歌に歌われているオトナの世界に憧れた。
フォークソング=大学生=かっこいいオトナ、だった。

いつの間にか、憧れていたオトナの時期も過ぎ
歌のような愛や恋は、ただのメルヘンだと思う時期も過ぎ
大学生なんて、まだまだ子どもだと思うようになったのもかなり前のことで
とうとう、本当に自分の子どもが、その歳になろうとしている。

そして突然
私が探している恋人は
それなりに年齢を重ねてきた当時の大学生が
いまだ心の奥深いところに熱い思いを秘めつつ
どこかそんな自分を自嘲気味に見つめている
そんなふつうのおやじの中にいるかも、という気がした。
これもメルヘンか?



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rachel |MAIL

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