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8月3日の日記で 秘密を暴露された『父親』の話は もう、かずぴーにとっては他人事ではなかった。
いつか、こんな日も来るだろうと思ってはいたが こんなことは当たり前過ぎて、やがては気にもならなくなるのだろうが 知ったその日というのは、やはりなんだか落ち着かない。
たまたま発見したその本は、とにかく何ごともなかったように 触れたかもしれない箇所の指紋を拭き取りたいような心境で そっとそっと元のままにしておいた。
使用目的は、ただの読書・・・じゃないのか、やっぱり。 どこでいつ買ったんだろ。 わかってはいても、どうにもすんなり受け入れきれず 気がつくと、そのことを考えている。
そんな折りも折り 部活仲間のお母さんから電話があった。 彼女の所には、高校生の男の子もいるので 遠回しに様子を聞いてみると いとも簡単に、最近の困った話をしてくれた。
「下の子は(かずぴーの同級生)トイレでやるらしいんだけど 上の子は自分の部屋でやるらしくって、部屋が臭くて困るのよ。」 ・・・えっ!?『やる』?・・・そ、そんなもんですか。 「おまけにゴミをゴミ箱に入れないで、机の上とかに置いたままにしていてね それを捨てるのもいやよ〜。カピカピだけどね、なんか臭いわ。」 ・・・か、かぴ、カピカピ、ですか。
本当は、女の子のあやぽんだって 私とは別人格ゆえ、彼女の成長にともなうエトセトラも 私の経験や想像とは、まったく違うものかもしれないのに 何の違和感もなく通り過ぎてきたが 男の子のもろもろは、自分に経験がないというだけで かずぴーを随分遠い存在に感じさせる。 今日からかずぴーは、部活の合宿に行っているが 同行しているカピカピ仲間と 最先端の情報を交換し合っているのかもしれない。
おむつをしていたかずぴーを思い出す。 ・・・かぴかぴ、か。
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