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2003年12月19日(金) あんぱんち

あやぽんが、インフルエンザにかかった。
ずいぶん急激に熱が上がったので
「もしや」と思っていたら「やはり」だった。
「うちの病院の『この冬第一号』です」と
ありがたくない称号をいただいた。

診察室に入る後ろ姿の、17才の乙女にあるまじき
後頭部がパカっと割れた寝グセ全開の髪の毛が
彼女の病状の辛さを物語っている。
予防接種はしていなかったが、早めの受診なので
インフルエンザの薬が効くことを期待したい。
あの薬の効き目は、私に関しては実証済みだ。

あやぽんの病院を終えて家に戻ると
終業式を終えたかずぴーが帰宅。
「ショウジョウが」なんとかと言うので
どんな症状が出ているのだ?と聞いてしまった。
私の頭の中では、すでにインフルエンザがまん延していたらしい。
彼の言う「ショウジョウ」は、テニスの表彰状のことだった。

午後
テレビをつけたまま、床暖房の上でうたた寝をする。
うたた寝の頭の中に、かん高い声がガンガン響く。うるさい。
と思ったら「あんぱんまん」だった。
なつかしー!恋しく切なく懐かしい。

あんぱんまんが我が家のヒーローだった頃
すべての時間は「我が家タイム」で流れていた。
あんぱんまんのストーリー同様、のどかで穏やかな日々だった。




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rachel |MAIL

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