2004年05月10日(月) |
患者さんが死ぬということ |
妙な雰囲気を感じたのは、夜勤者からの申し送りが終わった頃。 深夜勤務だったナースの表情が妙に暗かったり、主任が声ひそめて話してたり。
どうやら前にうちの病棟に入院していた患者さんが亡くなったみたいです。 主任・副主任・深夜明けナースの3人でお通夜に出掛けていきました。 勤務の人達もなんだかぱっとしない顔をしていたのは、気のせいじゃないかも。
ちやの配属病棟は、整形外科&小児科&口腔外科の混合病棟で 病院内では亡くなる人が一番少ない病棟だと、オリエンテーションで聞いてて。 その時はすごくほっとしたのよねぇ。やっぱ死に直面するのは怖いと思ったし。 もちろん他の科にベッド貸してるのもあるので、内科の患者さんもいるけれど 本当に重篤な人ってのは、本来の科においておくから平穏だったりするしね。
亡くなった方は舌癌だったんだそうです。まだ30代だとか。 病院ってそういう現実がある場所なんだろうなぁ…とは思っていたけれど 実際に働いてみると、身近な出来事としておこらないから忘れかけてたよ。
亡くなる患者さんが一番少ない病棟。 そこで働くナース達は、ある意味現実を知らなさすぎるのかしら? 情けない発言かもしれないけれど、あたしは向き合う自信ないや。 もちろん慣れちゃうのも怖いけど、今はまだそんなレベルじゃないかもなぁ。
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