For you blue...Rou

 

 

- 2005年03月14日(月)

受話器に向かって話す自分の声が
まるでプールの底で聞こえる先生の笛の音のようだった

なのに僕はずっと話し続けることができる

他のやつの声はやけにはっきりとしていて
蝉みたいにうるさい

電話を切っても僕の耳は水が溜まっているみたいだ

もうここに居続ける理由なんてない
丸めた紙をゴミ箱に投げつける
近くを通りかかった君がびくっとこちらを見る

忘れていたものを呼び起こした君
無責任に

あと10日で僕に何ができるのか








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