Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
グリニッチの信号旗
先週ご紹介した、ロンドン・オリンピックのグリニッチ海軍大学を会場とした馬術障害飛越競技のフェンス信号旗の話題。 くわしい記事をみつけました。
Naval flags signalled in Olympic equestrian events http://www.nautilusint.org/News-and-Events/Pages/article.aspx?newsid=389
これによると、7a、7b、7cのフェンスに信号旗の意匠に信号旗が組み込まれ、それぞれの意味は、 「LONDON, 2012」「1908」「1948」。 1908と1948はこの前にロンドンでオリンピックが開催された年を表します。
このフェンスの意匠を担当したのは、Bob Ellis氏。彼は信号旗を選んだ理由について、「障害競技の会場がグリニッチの海軍大学構内だったので、海の伝統につながるものを取り入れたいと思った」と語っています。
海の伝統を意匠としたフェンスはこれだけではありません。フェンス2は19世紀の帆走軍艦(戦列艦)を意匠としており、フェンス5はカティ・サーク号を模しています。フェンス6は灯台、フェンス11はそのむかし今の大型トラックの替わりに国内の河川や沿岸の輸送力として活躍したテムズ・バージを模したものです。
「England expects that every horse will do his DUTY.」っていうのは、やはりオブライアン・フォーラムのジョークだったんですね。でも日本では馬術競技って、中継がなくてライブストリーミングでしか見られないんですもの。
でも今なら下記から、障害飛越優勝者のパフォーマンスをネット上で見ることが出来ます。
NHKロンドン2012オリンピック 競技一覧 http://www1.nhk.or.jp/olympic/games.html より、「馬術」をクリックしてください。
またこの競技一覧からはウェイマスで開催された「セイリング」のページに行く動画を見ることもできます。
結局私、ライブストリーミングは見られなかったので、セイリングはここでハイライトを。 これが、感嘆ものというか、よくあの鋭角で転回できるなぁと、さすが世界最高峰のオリンピック、ボルボオーシャンレースなどとはまた異なった小型艇ならではの妙技をじっくり見ることができます。
2012年08月19日(日)
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