Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
「クルーソー」とラッセル来日
「クルーソー」見ました。 原作とはまったくかけ離れた話になってましたが、海洋冒険娯楽ドラマとしては、あれはありかな?という感じ。 あまり細かいことを気にかけず、ドラマを楽しむつもりで見れば、十分以上に楽しめます。 ロケはきちんとしてますしね。 イギリス編とか…みなさん「あっ!」と思いませんでした? 故郷イギリスの埠頭に、見慣れた船がいたでしょう? 私「あれっ?」と思って調べましたよ。
参考 Wikipedia http://en.wikipedia.org/wiki/Crusoe_%28TV_series%29
そしたら、あ〜やっぱり〜。 どっかで見たと思ったのよ。あの船、 やっぱり、グランド・タークだ。…つまりは「ホーンブロワー」のインディファティガブル号役だった船です。
いや私としては再会かなって嬉しいんだけど、細かいこと言えば、時代が違うんじゃない?とも言える。
「ロビンソン・クルーソー」原作は、18世紀初頭の話なのですが、TVドラマのクルーソーは17世紀半ば清教徒革命の時代だそうです。 この時代のレプリカ船って今あるのかしら? 原作通りの1720年頃なら、グランド・ターク(1741年建造のHMS Blandfordのレプリカ)でも何とかなりますが、17世紀中頃って空白期のような気がします。 いちばん時代的に近いのは、長崎のオランダ村にあって去年焼けてしまったプリンス・ウィレム号(1641年建造船のレプリカ)ですがこれはオランダ船、国は違いますが、でも造船技術にそう大差があるとは思えないので、あの当時のイギリス船は、やっぱり船尾楼の高い、メイフラワー号に近いような船になるんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう?
あぁ細かいこと言わないとか言いながら、しっかり言ってますね。 でもそれでドラマの本筋が楽しめないわけではありませんので、 時代が合わないとか文句言いつつも、インディファティガブル号…じゃないグランド・タークに再会できて嬉しかったし、 イギリスのシーンはヨーク市で、絶海の孤島のシーンは南アフリカでロケしているそうです。
ディッシュ・アンテナとデジタル・チューナーがないのでBS11が受信できないという皆様> このドラマを製作した米国NBCテレビにまだホームページが残っています。
NBC「CRUSOE」ホームページ http://www.nbc.com/Crusoe/
このページからビデオを見ることができますので、雰囲気はなんとなくつかめるかと。
ところで話は変わりますが、今週、ラッセル・クロウ、日本に来るのですね。 24日が記者会見で、25日の「ロビン・フッド」のジャパンプレミアに出るとか。
ラッセル・クロウ来日(日本語) http://www.cinematoday.jp/page/N0028354
8年ぶりの来日だそうです。
2010年11月21日(日)
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