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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
手こぎボートでチャレンジ

夏至近い今の季節、陽の長い北半球ではアウトドアイベントがいろいろ行われていますが、

「Virgin G.B.Row 2010」は、ヴァージン社が冠スポンサーとなった「ブリテン島を無寄港で手こぎポートで一周しよう」というイベント。
ロンドンのタワーブリッジを6月1日にスタートしたレースは、20日目に入り、先頭チームは現在ブリテン島の南西(ランズエンド)をまわってアイリッシュ海を北上、ウェールズのホーリーヘッドまで来ています。

「Virgin G.B. Row 2010」のホームページ(英語)
http://www.gbrowchallenge.com/about.php

各ボートの現在位置(グーグルマップは日本語で見られます)
http://www.gbrowchallenge.com/location.php


一方アメリカからは、大西洋手こぎボート横断の世界記録を狙って、
「Arthemis North Atrantic Challange 2010」がスタートしました。
こちらのホームページは下記(英語です)
http://artemisoceanrowing.com/

いやしかし、いくら屋根つき最新鋭のボートとは言え、文字通り人力のみで海を渡ろうというのですから、想像してみるだけで想像を絶するというか。
やむなくボートで漂流せざるをえなかった昔の船乗りの実際の苦闘だけは、小説を通してよく知っているだけに、ある程度想像できてしまうのが幸か不幸か。

けれども、世の中にはさらに、想像を絶するチャレンジを続けている皆さんがあるのでした…この続きは来週。

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ワールドカップ、盛り上がってますね。
米ノートン社のオブライアン・フォーラム(掲示板)、常連の皆様はアメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、カナダ人とさまざまですが、いつもは誰が何人なのかわからないのですが、
今回、イングライドvsアメリカという試合があって初めて、常連書込者のうち誰がアメリカ人で誰がイギリス人なんだかわかりました(笑)。

ところで、おとといの日本のやふうニュースのタイトルが「スイス、無敵艦隊撃沈」になってましたが、このタイトルだけで「スペインが負けた」ってわかる人、どれだけいるの?って心配しちゃいました。
日本では負けた時だけ話題にされる無敵艦隊ですけど、「Armada」って単語には敗戦の意味がついてまわってるのか気になって、英語の使用例などぐぐってみましたら、英語では必ずしも負けとは関係なく、ふつうに強いサッカーチームなどに「無敵軍団」の意味で使っているようです。


2010年06月20日(日)