HOME ≪ 前日へ 航海日誌一覧 最新の日誌 翌日へ ≫

Ship


Sail ho!
Tohko HAYAMA
ご連絡は下記へ
郵便船

  



Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
石板からPSPへ

昨年11月末の英タイムズ紙に、なんとも!びっくり!な記事が載りました。

Royal Navy issuing PlayStation Portables to Ships’ Officers
http://technology.timesonline.co.uk/tol/news/tech_and_web/gadgets_and_gaming/article6934169.ece

英国海軍は航海中の水兵の勉強用にとプレイステーション・ポータブル(PSP)を支給した。
海軍の電子技術者を養成するハンプシャー州フェアハムのHMS Collingwood校では、落第者対策に航海中でも勉強を続けられるソフトウェアを開発した。
このソフトウェアは8-12分の学習用プログラムで、PSPにプレインストールされた上で支給される。

学習用コンソールとしてPSPを選んだ理由について同校のウィリアムズ少佐は、
第一に、艦内ではスペースが限られること、寝棚の中で容易に操作できる大きさであること、
次に、18-30才の男子が大多数を占める電子兵器技術者候補生にとってPSPが馴染みあるコンソールであること(ソニーは少年をターゲットとしてPSPを開発・販売している)、
最後に、PSPが最も“Jack-proof” な機器であったこと、すなわちモノを壊すので有名な水兵(Jack)の粗雑な扱いにも耐えられる頑丈なコンソールであったことを、挙げている。

なんと申しましょうか、えぇと、
いや一番すごいなと思ったのは3番目の理由です。
確かに、たまに通勤電車の中で格闘ゲームやってるサラリーマンに出会いますが、思いっきりガタガタ操作しまくってますもんね。
“Jack-proof” ねぇ…なるほど。
日本製の機器って精巧に出来ていて故障しにくけれど、劣悪な環境(砂漠とか)ではよく壊れるって聞いてたんで、ちょっと意外でした。
それにしても、さすが21世紀と納得すべきなのか、
1991年の湾岸戦争にして既にビデオゲームと言われている今日このごろ、逆にこれは当たり前の事なのか。


2010年01月17日(日)