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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
「ギャラクティカ」放映23日

スーパードラマTVがご覧になれる方>
明日23日午後9時から、「バトルスター・ギャラクティカ」の放映が開始になります。

「ホーンブロワー」(TV版)でホレイショの親友アーチー・ケネディを演じたジェイミー・バンバーが主要キャストで出演…ということで、
以前WOWOWでスペシャル版が放映された時に友人に録画してもらって見たのですが、
ジェイミーに限らず、実力派揃いのキャストと、緊迫したストーリー展開に、すっかり引き込まれてしまいました。

放映スケジュール
「バトルスター・ギャラクティカ 序章」(ドラマスペシャル)
12月23日(日)19:00〜22:30

「バトルスター・ギャラクティカ」(シリーズ・ドラマ)
2008年1月9日(水)スタート
毎週水曜22:00、土曜14:00、日曜22:00、月曜12:00&24:00

いずれもスーパー・ドラマTV

タイトルを見て「おや?」とお思いになった方もあるかと思いますが、これは1981年に日本テレビ・読売系で放映されていたアメリカのSFテレビドラマ・シリーズ「宇宙空母ギャラクチカ」のリメイクです。
その昔81年の関東圏での放映は日曜夜20:00〜だったようですが(NHK大河ドラマの裏番組だったので、私は見ておりませんわ)
もっとも81年と言えば私もまだ海洋小説の魅力を知る前でしたから、今ほど引き込まれたかどうかはわかりませんが。

海洋小説の魅力というのは人それぞれですから、読み方も異なると思いますが、
船という逃げ場のない閉鎖空間での、危機下の濃密な人間ドラマ…という点で、海洋小説の魅力とギャラクティカの魅力は、私の中では共通のものです。ついでに言えば、ファースト・ガンダムとガンダムSEEDの魅力とも。

宇宙に散在する移民惑星に人類が暮らす遠い未来、元は人間に開発された人工知能サイロンが反乱を起こし、惑星カプリカに暮らす人類に総攻撃を加える。
ネットワークにリンクしていた軍の各宇宙戦艦が、侵入したウィルスに制御を乗っ取られ壊滅する中、旧型ゆえにネットワーク・リンク不可能だった宇宙空母ギャラクティカだけが唯一の残存艦となり、核攻撃を受けた地上から脱出してきた難民船を護衛して、さらなる攻撃をかわしながら、はるか故郷の地球をめざして逃げていく…というのが、ストーリーの大筋ですが、

ギャラクティアは老朽艦で、艦長ともども退役が決まっていた。
サイロンの総攻撃は退役記念式典の日で、総司令部と首都の中央政府が真っ先に壊滅したので、本来は退役する筈の老艦長が残された軍の総司令官とならざるをえず、病から辞任を考えていた教育庁長官が大統領に就任せざるをえず、
ジェイミー・バンバー演じる飛行隊長リー・アダマは、弟の事故死以来対立していた父ウィリアム・アダマ老艦長の指揮下に入らざるをえず(本来は別の指揮系統下にあるのだけれど、非常事態で父が総司令官になってしまったので)、さらに着艦したギャラクティカには弟の婚約者だったパイロットのカーラはいるわ…、そのカーラは副艦長のソウル・タイと対立していて、タイ副艦長はアルコールに耽溺するきらいがあって…、
…などなど、とにかく個人的にも問題山積の中、無いものづくしの老朽艦で、逃げ延びた人類を護衛して何とか地球までたどりつかなければならない…という極限状態の人間ドラマが、私には魅力的なのですが。

…と言いつつ、私の家ではスーパードラマTVは受信できないので。
まぁTV放映になれば、いずれ日本版DVDは発売になるものと、期待しています。

ストーリーや登場人物の詳細は下記をご参照ください。
スーパードラマTVを受信できる方は是非、おすすめです。

ギャラクティカ・ストーリーについて
http://www.superdramatv.com/line/galactica/story/index.html

ギャラクティカ。登場人物について
http://www.superdramatv.com/line/galactica/cast/index.html


2007年12月22日(土)