Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
NHKBSアカデミー受賞作品特集2月
アカデミー賞発表まで1ヶ月を切り、局所的に盛り上がりが始まりました。 世間的には…ハウルはノミネートされているけど、今年はいまいちですね。 皆さんオリンピックに夢中だし。
NHKの衛星放送は、BS1はオリンピックですが、BS2は2月初めからアカデミー賞受賞映画特集が始まっています。 今週の金曜日17日には、ラッセル・クロウ主演「ビューティフル・マインド」が放映。 2002年のアカデミー賞、作品賞・監督賞のダブル受賞と、脚色賞、助演女優賞に輝いた作品。 M&Cファン的には、ラッセル&ポールの友人第一作。
「ビューティフル・マインド」 2月17日(金)19:30〜21:47 NHKBS2
日本公開は2002年4月でした。 その時にはすでにM&Cのキャストが決まっていたので(撮影開始直前でした)、私はHさんとNさんと一緒に「下見」と称して新宿の映画館に行ったのですが、 事前チェックなどという下心を吹き飛ばす感動作品で…最後つられて泣かされました。 あぁ、この人たち(役者さん)なら、素敵なジャックとスティーブンを描き出してくれるだろう、と安心して帰ってきた記憶があります。
この脚色は本当によくできているので、アカデミー賞は当然だろうと思います。 この脚本家=アキバ・ゴールドマンが今年公開の「ダ・ヴィンチ・コード」の脚本を担当するというので、この実績で私はゴールドマンに期待しているのですけれども。
監督ロン・ハワードの名を決定的にした作品でもありますね。 でもこの年のNHKのアカデミー賞中継の解説をしていらした渡辺祥子さんが、「ロン・ハワードに監督賞は当然だけれど、これにあげるよりやはり『アポロ13』にあげてほしかった」とコメントされたのが印象的でした。
これに関連して…か? アクターズ・スタジオの再放送もあります。
アクターズ・スタジオ 「ラッセル・クロウ 自らを語る」 2月24日(金)15:00〜15:48 「ジェニファー・コネリー 自らを語る」 2月24日(金)15:50〜16:38
ジェニファーはポールの奥様ですね。 ラッセルの番組は2003年秋のM&C公開にあわせての収録でしたから、ジャックの役作りについても語っています。 ジェニファーの番組は私も本放送を見ていないので、ポールの話が出てくるかどうかは不明。
そういえば、 ジェニファー・コネリーって、私の中では「ロード・オブ・ザ・リング」の夕星姫アルウェンのイメージなんですよね。 「ビューティフル・マインド」を見に行ったのが、LOTRの第一作「旅の仲間」を見た直後のことで、あの頃よく言われていたことですが、リヴ・タイラーではアラゴルン王様(ヴィゴ・モーテンセン)に対して若すぎるんじゃないかと。 ジェニファーだったら年齢的にはちょうど良いのかなぁと、「ビューティフル…」で彼女演じるアリシアを見て思ったのですが。
2月のアカデミー賞関連映画には他にもいくつか特筆すべきものがあります。
M&Cの監督をつとめたピーター・ウィアーの初期作品 「危険な年」 2月22日(水)20:00〜21:56 NHKBS2
1982年…23年前の作品。主演のメル・ギブスンが若いです。スカルノ政権末期のインドネシアを舞台にした地味ながら味わいのある社会派作品。
また海洋もの映画も2本放映されます。
「ミスタア・ロバーツ」 2月13日(月) 19:30〜21:32 NHKBS2 「老人と海」 2月28日(火) 20:00〜21:28 NHKBS2
「ミスタア・ロバーツ」は1955年の、「老人と海」は1958年の古典的作品です。 この情報はKさんからいただきました。ありがとうございます。
3月もまたいろいろと魅力的な映画の放映ラインナップが予定されているのですけれども、それはまた月末近くなりましたら。 今回ご紹介作品の詳細は下記から。 NHKBS映画放映予定 http://www.nhk.or.jp/bs/navi/movie_td.html http://www.nhk.or.jp/bs/navi/movie_fw.html
また、この前の紅はこべのように、国会中継その他不測の事態により、いつ何時、放映時間が変更になるかわかりませんので、必ず当日朝に、新聞などで放映時間はご確認くださいますよう。
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年度末近いこの時期、忙しい私は全然映画に行けません。 ゴールデングローブ賞の授賞式などを見ていてると「行きたいっ!」という気分でいっぱいになるのですが。 皆さんの評判の良い「オリバーツイスト」とか。 最悪、ロードショーは全部捨てても(TV放映やDVDがありますから)、ミニシアターは何とかしたいのですけれども。
そういえば、東京・神保町の岩波ホールで、川本喜八郎の人形・監督で折口信夫の「死者の書」を上映中なんですよね。 ミニシアターよりさらにこちらを優先させるべきでしょうか。
話もどりますが、ゴールデングローブ受賞式ではドナルドとキーファーのサザランド親子を一緒に見ることができました。 キーファーはそろそろ、親父さんが曲者役者として印象的なキャラクターを演じていた頃の年齢にさしかかっていますが、世間一般ではアクがあると思われている彼も、そのアクは親父さんのあの年齢の時とは違うのだなぁと思ったり、 なんだかこの親子を見ていると、私、三国連太郎と佐藤浩市の親子を思い出します。佐藤浩市ってアクのある役者さんなんだけれども、お父さんのアクとは違うとところが、なんとなくキーファーと似ているような…。
2006年02月12日(日)
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