Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
最近のウィアー監督インタビューなど
8月30日の米シアトル・タイムズ紙に掲載されたピーター・ウィアー監督のインタビューで、ウィアーは「ネットではいろいろ噂があるようだが、私はM&Cの続編を作る予定はない」と答えています。 (このインタビューの原文はこちら。)
この記事について、米国のオブライアン・フォーラム(掲示板)でもいろいろな意見や見解が交わされていましたが、ハリウッド業界人のマックスさんの書き込みによれば、これはあくまで「ウィアー監督がもう予定がない」と言っているにすぎず、FOX社が製作を諦めたと考えるのはまだ早いのだそうな。
ただし、これは今すぐに決まる話ではなく、FOX社内の人事なども絡んでいるらしいことから、気を長く持って待つ方が良いとのこと。 「あなたの希望はリドリー・スコット監督にかけよう。彼の手が空いた時がいちばん可能性が高い。」 …というのですが。
そのリドリー・スコット監督、次の仕事はまたラッセル・クロウとだそうです。 ただし歴史アクションではなく、「南仏プロヴァンスの12ヶ月」。 何年か前に日本でもベストセラーになったピーター・メイル原作の映画化。 ラッセルが演じるのは、ロンドンから南フランスに居を移す英国人ビジネスマン。 いったいどんな映画になるのでしょう?
ところで、ラッセルがニューヨークのホテルでの起こした電話トラブル、和解が成立したそうです。 詳細は双方とも明らかにしていませんが、刑事裁判になることは避けられた模様。 9月には次作「シンデレラ・マン」が日本でも公開され、来日も予定されています。
そういえば「ダークウォーター」の公開にあわせて、ジェニファー・コネリーのインタビューも読むことができました。 原文はこちら。 インタビュアーの誘導尋問的な質問がちょっと笑えます。 でもこれによれば、ポールとジュード・ロウとの共演の話しはまだ具体化していないようですね。 「ダークウォーター」の撮影中はまだ授乳期間中だったらしく、撮影現場のモーターホームでは次男のステラン君を、ポールがずっとついていて見ていてくれたそうです。
話しは前後した上に、大胆に頭上を飛びますが、 今日CD屋さんに行きましたら、10月7日発売のDVD、リドリー・スコット監督の「キングダム・オブ・ヘブン」のチラシが出ていたのですが、このDVD、メイキング付き2枚組の2枚目には、メイキングの他にA&E製作の十字軍歴史ドキュメンタリーも洩れなくついてくるのですね。 あらら?A&E? 「ホーンブロワー」の続編リクエストを出す時に、このあたりベタ誉めのネタになるかしら? いや真面目な話し、A&Eはこういうところで良い仕事していると思いますが。 そうそう、先週NHKBSで放映のあったクリスティの「ポワロ」も製作にA&Eが絡んでいました。 また一つ、リクエスト手紙の誉めネタが…。
アメリカのusHHファンさんが呼びかけている署名運動は、パトリック・オブライアン・フォーラムの救援も得て、現在1700名を突破する勢いです。 これを見たオブラアン・ファンのおひとりが「そうだ!M&Cだって、FOXテレビジョンという手がある」と掲示板に書き込みしていらっしゃいましたが、まぁできればやっぱり、TVよりは映画の方が良いだろうと思います。
ひとつ前に話しはもどって、先週NHKBSで放映があったA&E「ポワロ」は、やはり見応えありましたね。 犯人隠しはいわば騙し合い合戦ですから、役者さん皆さん上手いとたまらない。 脇にまで、本来なら主役級の豪華な俳優陣を惜しげもなく投入してくださるし。 それはまあ、殺人事件に立ち会った全員がいわば主役なわけですから。
「杉の柩」のマッガン副長はお得な役どころでした。 お医者さんの役なのですが、なんか「ドクター」と呼ばれるマッガンって何か…その…、いや別に「ドクター」は誰かさんの固有名詞ではなく一般名詞だってわかってはいるのですが。
「ホロー荘の殺人」。かつてのワトソン(エドワード・ハードウィック)はすっかり好々爺になっておられました(役柄もありますが)。 ガション執事役のエドワード・フォックスは期待通りで。 いや私、やっぱり、英国のクセモノ老執事って好きかも…「バットマン」のマイケル・ケインとか。
2005年09月02日(金)
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