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Sail ho!
Tohko HAYAMA
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Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
国防省の命令

先週の日記で「ラッセル・クロウは電話機を投げた」と翻訳紹介しました。
確かに電話機はtelephoneだったのですが、その後ネットにクロウが投げた電話機の写真(そのものではなくて同型機)が出ているのを見ました。
「電話機を投げ」て警察沙汰というと、なんとなく、ブッシュボタンと受話器の一体型を振りかぶってがーっと投げた…というようなイメージがあるじゃないですか?
ところが違いました。

彼が投げたのは、正確には子機。
問題の電話機は日本製のパナソニックなのですが、受話器部分がコードレスで持ち歩けるようになっているのだそうで、
クロウが投げたのはこの、バナナ大の大きさの子機のみだそうです。
細かい話ですが、一応、イメージの訂正ということで。


先週、アメリカのネットで読んだ書き込みで印象的だったのは、もう一つ。
「ニュース番組に出て謝罪したクロウの態度が真摯で立派で、まるで11巻のジャック・オーブリーのようだった」というファンの方の書き込みです。
私はニュース番組を見ていないので何ともコメントできないのですが、そういう見方もあるのかと思いました。

書き込みされた方は、どうしてそう思ったのか詳しく説明していらっしゃいます。
が、その理由が、実は大変なねたばれで、11巻未読の私は、正直、読んで「しまった!」と思いました。ちょっと読むまでこれは知りたくなかった展開だわ。
…ので、こちらではその詳細までは紹介しないことにいたします。

しかし、この書き込みされた方の説明通りだと、ポール・ベタニーとビリー・ボイドは9月14日にマンハッタン裁判所の外でラッセルを待っていなければならないことになってしまうけど。


ラッセル・クロウ関連では、もう一つ。
アメリカでは近々「グラディエイター」のスペシャルDVDが発売されるようですが、このDVDにはクロウによるオーディオ・コメンタリーが入るそうです。
…いぃなぁ。「M&C」でそういう計画があったらよかったのに。20世紀FOXさま>ご検討いただけませんか?
この「グラディエイター」DVD、日本での発売がどうなるかは不明です。


声と言えば、聞いてきましたよ、リーアム・ニースンの声。
あぁこの人のアスラン、良いかも…と思いました。
ショーン・ビーンの声も聴き直してみたのですが、比べるとニースンの方がある意味丸い…というか、穏やかな声なので、わたし個人的にはニースンのアスランをプッシュです。

いや、こんなこと言うと、ファンの人には石を投げられてしまうかもしれないんですけど、
(最初にあやまって置きます。ごめんなさいっ!)
ショーン・ビーンの声ってちょっとがさがさっとした味があるでしょう?
いや、そこが(ポール・マッガン同様)彼の声の魅力だと思うんだけれども、でもあのガサガサっとしたところが、ライオン…かもね…って、一瞬、思いました。うわぁごめんなさい。石投げないでください。

さてそのショーン・ビーンですが、彼が主演するナポレオン時代の陸軍士官を主人公とした英国ITVテレビの長編ドラマ、シャープ・シリーズ、最新作の製作は95%確かだそうです。
ただしあくまでも95%なので、また確定ではありません…と、原作者のバーナード・コーンウェル談。

コーンウェルが自身の公式HPの「日記」の6月2日付けで紹介している、地元新聞「My Chatam.com」のインタビュー↓の
http://mychatham.com/bernardcornwell.html
最後から5番目のパラグラフ(BV: It looks as thoughで始まる文章)によりますと、
確かに現在、TVドラマ化の話があり、次の冬にインドでロケをするという話だが、まだ決定には至っていない。
95%まで煮詰まっているところだが確実ではない。
私(コーンウェル)がプロデューサーとしてこのドラマに参加することは、絶対にない。私はただチアリーダーとして旗振りをするだけだ。
と語っています。


最後に、もう一つ、真面目なニュース。

先週のクールビズの話で、当時の英国軍に軽装の規程があったか無かったか…という話をしたところ、「実はこんな話があります」と教えてくださった方がありまして…。

仕立屋では下着着用=英国防省が兵士に命令
(AFP=時事 2005年 5月31日 (火)配信)
英国防省が陸海空3軍の男女兵士に対し、「新しい制服の寸法を取ってもらうために仕立て屋に行く時は下着をつけていくのを忘れるな」というお触れを1月に出していたことが明らかになった。

なんでも、軍御用達の仕立屋多数が、軍当局に対し、兵士が不適切な服装で採寸に来ると苦情を申し立てたことがきっかけとなって、全兵士に下着着用命令が出された。英国防省スポークスマンも5月30日、その事実を確認した…のだとか。

いぇこれ、冗談とかエイプルフールではなくて、本当にネットのニュースに出ていました。
gooで検索してみてください。

こんなことが…本当にあるんですね。
でもこの命令、確実に200年前にはありませんでしたよね。
不適切な服装で、水浴(ポンプ行水含む)をするな…という命令もね。


2005年06月17日(金)